THE ORIGIN HG MS-06C ザクII C型/C-5型 ガンプラ 

THE ORIGIN HG MS-06C ザクII C型/C-5型 レタッチ ガンプラ

2017年9月に「THE ORIGIN」のザクⅡがガンプラで登場しました。
付属の武器のベルト給弾式MS用マシンガン(弾がベルトのように繋がっているやつ)がとてもかっこよかったので、今回レタッチ・合成をやってみました。

イメージとしては山間部でマシンガンを構えて敵を迎え討つ感じです。

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Before/After

THE ORIGIN HG MS-06C ザクII C型/C-5型 レタッチ ガンプラ 加工前

THE ORIGIN HG MS-06C ザクII C型/C-5型 レタッチ ガンプラ 完成 

背景画像の制作

まず合成させる背景の画像をつくります。
今回は山間部の写真と空の部分に合成する雲の写真を、それぞれフリー素材でお借りしました。

まずは山間部の写真
THE ORIGIN HG MS-06C ザクII C型/C-5型 レタッチ ガンプラ 山間部の写真

次に雲の写真
THE ORIGIN HG MS-06C ザクII C型/C-5型 レタッチ ガンプラ 雲の写真

雲の写真を用意したのは、山間部の写真の空が青空だったので、ちょっと戦争の雰囲気に合わない気がしたためです。

山間部の画像の空の部分に、雲の画像を合成する

1、山間部の空の部分を選択してマスクをかけます。
2、山間部の画像レイヤーの下に雲の写真をいれます。
空が曇天になって、いい感じの雰囲気になりました。
THE ORIGIN HG MS-06C ザクII C型/C-5型 レタッチ ガンプラ 手順

トーンカーブで全体的に引き締める

このままだと全体的に明るすぎて、ねむい感じになってしまっているので
トーンカーブで引き締めてあげます。
THE ORIGIN HG MS-06C ザクII C型/C-5型 レタッチ ガンプラ 手順

以上で背景画像の完成です。

ザクのレタッチ

続いてメインのザクをレタッチしていきます。
合成する際に一番大切なのは、合成する対象物(今回はザク)が背景の中に「いる感」
出るように調整することです。
色味であったりコントラストであったり、背景と溶け込んであたかもその場所にいるという感じを
出してあげる必要があります。違和感を無くすということです。

ザクを切り抜く

パスを使ってザクを切り抜きます。
THE ORIGIN HG MS-06C ザクII C型/C-5型 レタッチ ガンプラ 手順

切り抜いたらフォルダー(ザクフォルダー)にマスクをかけて、元画像のコピーをいれます。
※僕は基本的に「レタッチ」フォルダーをつくって、直接画像をいじる場合は全てこのフォルダー内に入れ、その上に「調整」フォルダーをつくって調整レイヤーはそこにいれています。後々修正がやりやすいです。
THE ORIGIN HG MS-06C ザクII C型/C-5型 レタッチ ガンプラ 手順

背景を挿入する

先ほどつくっておいた背景をザクフォルダーの下に挿入します。
THE ORIGIN HG MS-06C ザクII C型/C-5型 レタッチ ガンプラ 手順

色味もコントラストもまったく調整していないので、「ここにいない感」が満載です(笑)。
いかにも合成しましたって感じです。ここからこの違和感を消していく作業になります。

背景をぼかしてザクを引き立てる

背景にもザクにもピントが合っている状態ですとザクが引き立たないため、背景を少しぼかしてあげます。ぼかしガウス3.0にしました。色々数値をいじってバランスをみて下さい。さらにザクを引き立たせるために、ぼかした背景にグラデーションオーバレイを加えます。ザクの上半身の後ろにかけるイメージで、色「黒から透明」、スタイル「反射」、不透明度「50%」、比率「60%」に設定します。
THE ORIGIN HG MS-06C ザクII C型/C-5型 レタッチ ガンプラ 手順

ゴミ取りをする

調整の前に、目立ったゴミやプラモデルをつくった際にできるつなぎ目を消します。
ゴミを取ったら全体に細かいノイズを加えて、マットな質感を出してあげます。
THE ORIGIN HG MS-06C ザクII C型/C-5型 レタッチ ガンプラ 手順

モノアイをかっこ良くする

元画像のモノアイ(目)はピンクのシールが貼ってあるだけなので、かっこ良くします。
ブラシで色付けして、ドロップシャドウで少し立体感を出してあげます。
モノアイ上部の影になっている部分は、あとで調整レイヤーで影をつけてあげます。
THE ORIGIN HG MS-06C ザクII C型/C-5型 レタッチ ガンプラ 手順

弾のベルトを色付けする

さあ、ここが本日のメインです(笑)
個人的にこの弾のベルトがかっこ良かったからこのザクを選んだくらいなので、ここはそのままにせず金色に色付けして目立たせてあげます。

まずはベルト部分だけパスで選択してマスクをかけます(銃弾フォルダー)
次に新規レイヤーをつくって金色(#ffcd04)でべた塗りし、描画モードをカラーに変更します。
そのままだと金色がべたーっとした感じなので、「色相・彩度」やべた塗り(白、描画モード「カラー」)をつかって金色に濃淡をつけてあげます。
THE ORIGIN HG MS-06C ザクII C型/C-5型 レタッチ ガンプラ 手順

汚れをつける

リアルに見えるように機体に汚れをつけてあげます。

1、土のテクスチャを用意(フリー素材からお借りしました)。機体全体に被さるように配置し、不透明度を40%~50%にして馴染ませます。
THE ORIGIN HG MS-06C ザクII C型/C-5型 レタッチ ガンプラ 手順

2、土のテクスチャにマスクをかけて、いったん全てを非表示(マスクが完全に黒い状態)にします。次に汚れをつけたい部分に薄いブラシ(白)で、少しずつ土のテクスチャを復活させていきます。コツは本当に薄いブラシで少しずつ付けていくことです。違和感が出たら付けすぎなので、ブラシ(黒)で抑えます。
3、茶色系でべた塗りしたレイヤーをつくって描画モードをカラーにし、同じように薄いブラシで汚れをつけていきます。

THE ORIGIN HG MS-06C ザクII C型/C-5型 レタッチ ガンプラ 手順

いい感じに汚れがついて雰囲気がでました。THE ORIGIN HG MS-06C ザクII C型/C-5型 レタッチ ガンプラ 手順

色調補正をつかって背景に馴染ませていく

色調補正をつかってザクを背景に馴染ませていきます。

まずは光の調整です。今回ザクを撮影した際に正面から光をうけるようにライティングしてあります。ただ、光が強くあたってしまっているのと、足の後ろ側など正面以外の部分も光ってしまっているのでその2点を修正します。

トーンカーブで全体的にぐっと暗くして、いったんマスクで効果を消します。あとは光を抑えたい場所に薄いブラシで効果を出していきます。
THE ORIGIN HG MS-06C ザクII C型/C-5型 レタッチ ガンプラ 手順

次にトーンカーブでザク全体の明るさを下げて引き締め、色味を背景に合わせていきます。背景の大部分を占める色味に合わせてあげると馴染みやすくなります。
THE ORIGIN HG MS-06C ザクII C型/C-5型 レタッチ ガンプラ 手順

さらに引き締めるためにレベル補正のシャドウ20を加えました。

最後に武器の色味を変えます。特定色域の選択をつかって、マシンガン本体はもっと黒っぽく変え、盾についているミサイルはもっと深い緑に変えました。中間色をいじっています。この辺はお好みで。
THE ORIGIN HG MS-06C ザクII C型/C-5型 レタッチ ガンプラ 手順

完成です!
THE ORIGIN HG MS-06C ザクII C型/C-5型 レタッチ ガンプラ 手順

おつかれさまでした!

グフのレタッチもありますのでよければご覧ください。

MS-07B GOUF HGUC 1/144 グフ ガンプラ

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