「Webデザイナーはやめとけ」は正しい?辛いなら視野を拡げれば違う景色に変わる

「Webデザイナーはやめとけ」は正しい?辛いなら視野を拡げれば違う景色に変わる

「Webデザイナーはやめておいたほうがいいのか?」

「めちゃめちゃツライんだけどWebデザイナー向いてないのでは・・」

このように思ってしまう場合、恐らく理由は次のとおりかなと。

・労働時間がとにかく長い

 

・その割には給料が安い

 

・クライアントの要望が合わない(自分のやりたいことができない)

 

・人間関係で疲れた

確かにWebデザイナーの職種はブラックと言われることもあると思います。

納期・クライアントありきの仕事なので時間にも追われますし僕がいた会社も泊まり込みもありました。

とにかくスケジュールが最短で動きますのでそのシワ寄せは否応なしに現場にきちゃうんですよね。

で上記のように思っちゃう場合は目の前の作業に追われ続けて、もう何とか作業をこなすことしか考えられなくなっちゃってるんじゃないかなと。

確実に言えるのは視野を拡げれば違う景色に変わります。

この記事を書いている僕は本業で15年ほどネットショップを運営してまして、副業として10年Webデザインの仕事をしてきました。

たぶんWebデザイン一筋じゃなかったからこそ一歩引いて考えることができたんだと思います。

今がしんどくて八方塞がりでも決してWebデザインの仕事に向いてないわけじゃないですよ。その環境が向いてないだけ。

今回は僕の経験からそのあたりを書いてみたいと思います。

「Webデザイナーはやめとけ」は正しい?

これは『正しくもあり正しくない』が正解だと思います。

どういうことかというと、確かにWebデザイナーの仕事はしんどい面も多いです。

納期に追われず、給料も高く、自由にデザインができ、毎日楽しいという職場はまず無いでしょう。

僕が一番しんどく感じたのは『クライアントの要望に沿う作業』をひたすら続けることでした。クライアントの要望に沿うのは当たり前の話なんですが、微妙な仕上がりが実はゴールなんてことも多々あります。クライアントが良いと思うものが正解なんです。

「それを覆すほどの素晴らしいものを提供しろ」と思うかもですが実際それができる人ってごく少数。もちろんチャレンジもしましたが根本的に感性が違うものはどうしようもありませんでした。

これは僕の場合ですが、その他の理由(給料・労働時間)などでしんどいと思う方も多いでしょう。

じゃあ「Webデザイナーはやめとけ」となるかというとそれはもったいないです。

というのもそれってWebデザイナーの仕事環境の話であってWebデザイン自体の仕事とは別の話ですからね。

ひとまず仕事環境は置いといてWebデザインのスキルに目を向けてみる

冒頭で挙げたWebデザイナーがしんどい理由をもう一度みてください。

・労働時間がとにかく長い

 

・その割には給料が安い

 

・クライアントの要望が合わない(自分のやりたいことができない)

 

・人間関係で疲れた

これって結局のところ働いている環境の問題であってWebデザインのスキルとは関係ありません。切り離して考えましょう。

世の中にはフリーランスで自分のやりたい仕事・クライアントとのみ契約して楽しくWebデザインをしている人もいます。Webデザイン自体は価値あるスキルなんです。環境が合わずにやめちゃうのはもったいなさ過ぎます。

『すぐ会社辞めてフリーになれ』と言いたいわけではなくて、価値あるスキルを実践で学べていると考えましょう。でその先にフリーを目指すのもありかなと。

働く環境が思い通りになれば「Webデザイナーはやめとけ」とはならない

働く環境を思い通りにするには『自由にやらせてくれる会社』を見つけるか『フリーでやる』しかありません。

どちらが実現しやすいかといえば僕は後者だと。

もちろんフリーの道も簡単じゃありません。僕は15年なんとかやってきましたが『収入の不安』・『自己管理』など会社にはないしんどさと向き合ってきました。

でもそれ以上に楽しさややりがいが圧倒的に上回っているのでこの道以外は考えられません。

で15年自分でやってきてたどり着いた結論が、

自分の力で生きていくなら「Webデザイナーはやめとけ」にはならない

ということ。

フリーで生きていくにはWebデザインのスキルが欠かせないんです。Webサイト構築はクライアントの仕事を請ける以外にも自分のサイトをつくる上で必要。

自分のサイトは自分の替わりに仕事を取ったり営業活動をしてくれますからね。

このスキルが無いと生きていけないからやめろと言われてもやめれませんし、必要だからこそ日々新しい技術を勉強できるんです。

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Webデザイナーでフリーになるために大切なこと

最後に僕の経験からフリーでWebデザイナーになるために大切なことを紹介します。

Webデザインは何かの成果を出す役割の1つでしかない

クライアントがWebデザインもしくはサイト制作を依頼する目的は1つです。自社商品やサービスを成約させたいから。決して作品をつくってもらいたいわけじゃありません。

なのでどんなにカッコいいデザインで仕上げてもユーザーからの反応が無ければ失敗。

ネットが普及した今でもまだまだ良い商品は持っているけどWebで訴求できていない中小企業や個人事業主はたくさんいます。そういった方に売上アップに繋がるデザイン・Web販促が提案できるかが重要です。

あくまでデザインは成果を出す役割の1つで、Webで成果を出すにはライティングやマーケティングなどの知識も不可欠。逆に言うとそれらの知識にも長けたWebデザイナーは強いということですね。

自分でブログ運営やWebサービスを立ち上げてある程度の結果が出るまでやってみるのおススメです。結果が出ればそのままクライアントへの価値提供にできます。

そのあたりはこちらの記事を参考にしてみてください。

まとめ

「Webデザイナーはやめとけ」は正しいかどうか紹介しました。

まとめると次のとおりです。

■Webデザイナーがしんどいのは仕事内容よりも環境が原因

 

■Webデザインの仕事自体は価値あるスキルなのでやめるのはもったいない

 

■ホワイトな環境を望むならフリーになったほうが早い

 

■フリーになる場合は結果にコミットできる他スキルも身につけておく

とにかく一番言いたいのは今が辛すぎるならWebデザイナーをやめるのではなくその職場を離れましょうということ。視野を拡げれば違った景色がみえます。違った景色が見えればWebデザインのスキルがどんなに役立つものかわかりますよ。

なにせ15年フリーでやってきた僕にとってはWebデザインは生き抜くために不可欠なものでしたから。それに気づくと道は開けると思います。

今日はこのへんで。

それではまた!

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