こんにちは、トーモです。
今回はPhotoshopで人物や商品に影をつける簡単な方法をご紹介します。
影をつけるテクニックはWeb系のバナー画像や商品画像などを作成する際にとっても便利です。
ワンランク上の画像作成におすすめですので是非ご参考ください。
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目次
Photoshopで人物に影をつける方法
今回はこちらの女性にPhotoshopで影をつけてみたいと思います。

1、人物を選択する
まずは影をつけたい人物を選択します。
選択する方法はパスやクイック選択ツールを使うのが良いでしょう。
※選択範囲は後でぼかしますので、それほど精密(髪の毛1本1本など)に選択しないでもOKです。

2、選択範囲を複製する
選択した人物部分を別のレイヤーに複製します。
選択された状態で「Ctrl + J」を押すと簡単に複製することができます。

↑人物部分だけ複製されました(まわりは透明部分になっている状態です)
続いて複製したレイヤーをクリックしてアクティブにし、レイヤーのメニューから「レイヤーを複製」を選んでさらに複製します。

複製が完了したら分かりやすいようにレイヤーに名前をつけましょう。
上のレイヤーに「影」、下のレイヤーに「人物」とつけました。(名前はなんでもOK)

3、複製したレイヤーから影をつくる
一番上の「影」レイヤーをクリックしてアクティブにし、メニューバーから「選択範囲」→「選択範囲を読み込む」を選びます。

影レイヤーの人物部分が選択された状態になりますので、メニューバーから「編集」→「塗りつぶし」を選びます。

塗りつぶしのダイアログが開きますので、内容を「ブラック」、不透明度を「100%」に設定してOKを押します。

すると選択した人物部分がブラックに塗りつぶされます。

ここで選択範囲を解除しておきます。
次にメニューバーから「フィルター」→「ぼかし」→「ぼかし(ガウス)」を選びます。

ぼかし(ガウス)のダイアログが開きますので、半径に数値を入力します。
今回は「30pixel」にしました。

同じ数値でも画像サイズによってボケ具合が変わりますので、プレビューにチェックを入れて確認しながら調整しましょう。
これで影の部分は出来上がりました。

4、影を人物の背後に移動させて仕上げる
一番上にある影のレイヤーを人物のレイヤーの下に移動します。
影のレイヤーを選択した状態で、移動ツールを使って影を右下へ少しずらすように移動します。

このままですと影が強く出すぎてしまっているため、影のレイヤーの不透明度を下げます。

今回は「30%」まで下げてみました。
完成です!

ちなみに以下のポイントを変更することで影の強さを調整することができます。
・影の濃さ → 不透明度で調整
・ぼかし具合 → ぼかし(ガウス)の数値を調整
・影の位置 → 影の位置を変える(人物に近づけたり離したり)
↓こちらは影の濃さを強く、ぼかしを少なくして位置も人物に近づけています。印象が変わりますね。

また、今回は影をつくる際にブラックで塗りつぶしましたが、他の色で塗りつぶすことで影の色を変えることも可能です。
バナー画像などでちょっとインパクトをつけたい場合に使えると思います。

Photoshopで商品に影をつける方法
次にPhotoshopで商品に影をつける方法をご紹介します。
影をつけるのはこちらのスマホの写真です。

1、影の部分を作成する
先ほどの人物の時と方法は同じです。詳しくは上記をご確認ください。
影の部分の作成が完了しました。

2、影を変形させて影が伸びているようにする
次に影のレイヤーを商品レイヤーの下に移動させます。

続いて影の形を変えていきます。
メニューバーの「編集」→「変形」→「自由な形に」を選びます。

影の形を自由に変更できるようになりますので、下の画像のように商品の影が伸びている感じに変形させます。

商品の下の部分にも影が出るように、少し下に移動させます。

影の部分をぼかします。メニューバーから「フィルター」→「ぼかし」→「ぼかし(ガウス)」を選びます。
ほどよい感じになる数値を入力してぼかします。詳しくは上記の人物に影をつける方法を。

最後に影のレイヤーの不透明度を下げて影の濃さを自然な感じに調整します。
完成です!

ちなみに商品にも明暗をつけてあげるとよりリアルに表現することができます。
トーンカーブで商品全体をある程度暗くします。
レイヤーパネルのメニューからクリッピングマスクをかけることで直下にある商品レイヤーにのみ効果を適用させることができます。(でないと影まで暗くなってしまいます)

次にトーンカーブのレイヤーマスクをクリックしてアクティブにします。

ツールパネルの描画色を「黒」にした状態でブラシツールでなぞるとその部分だけ明るくなっていきます。(トーンカーブが適用されなくなるため)

こんな感じです。

背景などつけるとまた違う印象になったりします。

まとめ
Photoshopで人物や商品に影をつける簡単な方法についてご紹介しました。
今回は白背景でしたけど、背景がある画像でも同じ方法でOKの場合が多いですので試してみてください。
慣れれば短時間でできますし、画像の印象のグッと変わりますのでおすすめです!
今日はこのへんで。
それではまた!