Photoshopは起動しただけでは作業を始めることさえできないので、いきなり初心者の方にとっては「何したらいいの?」状態に陥りがちです。
そこで何かの作業を始めるときにまずおこなうのが「新規作成」か「開く」というコマンドです。
ほとんどの場合このどちらかを選んで作業開始するのですが、それぞれ作業内容によって使い分けます。

はじめてPhotoshopを使うけど「新規作成」と「開く」どっちを選べばいいの?
まずここでつまずく人が多いです。
結論からいうと次のように作業内容にあわせて使い分けます。
- 「新規作成」・・ゼロの状態から何かを作成するとき。
- 「開く」・・写真やイラストなどのデータを使って作業するとき。
今回は「新規作成」と「開く」について基本的な使い方を紹介したいと思います。
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目次
Photoshopの「新規作成」とは?特徴と作り方について
まずは「新規作成」について。
新規作成はPhotoshop上に真っ白なカンバス(ドキュメント)をつくることができます。たとえば現実で絵を描くときも真っ白な紙を用意しますよね?そんなイメージです。

↑Photoshopの新規作成でつくったドキュメント。ここに文字やイラストなどを描いたりして制作していきます。
では次に「新規作成」のやり方について紹介します。
まず左上のメニューバーから「ファイル」→「新規」を選びます。

すると新規ドキュメントのダイアログが開きますので、右側の項目に任意の情報を入力すればOKです。

詳しい作成方法についてはこちらの記事をご参考ください。
ちなみに上で紹介したダイアログはPhotoshop cc 2018から新しくなった新規ドキュメントの設定画面です。
従来のほうが使いやすいという方も多いので、従来の画面に戻す方法を紹介します。
メニューバーの「編集」→「環境設定」→「一般」を選びます。

環境設定の画面が開きますので『従来の「新規ドキュメント」インターフェースを使用』にチェックをいれてOKを押します。

すると新規作成時には従来の設定画面が出てくるようになります。

昔のバージョンから使っている人にはこちらのほうが使いやすいでしょう。お好みでお選びください。
Photoshopの「新規作成」は自分の好きなサイズ(幅・高さ・解像度)で作業を始めることができるのが特徴です。
Photoshopの「開く」とは?特徴と開き方について
続いて「開く」をみていきましょう。
「開く」というのは写真やデータなどすでにあるものを使ってPhotoshop上で作業したいときに使います。
新規作成はゼロから作業するものでしたので、ここが大きな違いです。

↑Photoshopの「開く」でひまわりの写真データを開いた様子。
「開く」には設定画面はありません。開いたデータのサイズなどがそのまま開かれるからです。※後から変更することは可能。
ここからひまわりの写真を明るくしたり、一部分を切り抜いたりなど行いたい作業に入っていきます。
画像の開き方についてみていきましょう。
メニューバーの「ファイル」→「開く」を選びます。

開きたいファイルを選ぶ画面が出ますので、そこからファイルを選んで「開く」を押せばOKです。

またはファイルのアイコンをPhotoshop上にドラッグするだけでも開くことができます。

このように「開く」はすでにあるデータをPhotoshop上でそのまま開きたいときに使います。
Photoshopでは「新規作成」してから使いたい画像を「開いて」作業することが多い
「新規作成」と「開く」の違いについて紹介しました。作業内容にあわせて使い分けますが、どちらか1つしか使えないわけではありません。
むしろ両方つかって作業を進めていくことも多いです。
仮にバナー画像をつくりたいとしましょう。
まず「新規作成」でつくりたい画像サイズのドキュメントを開きます。幅700ピクセル・高さ300ピクセルにしてみました。つくりたい画像の大きさが指定できるのが「新規作成」のメリットです。

次に「開く」でさきほどのひまわりの画像を開きます。
開いたひまわりの画像をドラッグして新規ドキュメントに移動します。

↑すると新規ドキュメントの中にひまわりの画像を配置することができました。
ここから色んな加工・作業をして作成したいものをつくりあげていきます。

このように組み合わせて作業をしていくことが多いです。
まずは自分が何をつくりたいのか?を決めて、それに必要なほうを選んで使っていきましょう。
今日はこのへんで。
それではまた!