こんにちは、トーモです。
今回はPhotoshopで5分でできる鏡面反射させる方法をご紹介します。
鏡面反射ってどんな感じの効果かといいますと、床に反射しているような感じを表現するものです。
こんな感じですね。

カッコいいですよね!
こういった効果を鏡面反射とよびます。
高級感を出したり、洗練された雰囲気をつくるにはもってこいのテクニックです。
一見難しそうにみえますがとっても簡単。
やり方さえ知っていればものの5分でできちゃいます。
それではみていきましょう!
目次
Photoshopで鏡面反射(床に反射)させる方法
今回サンプルで使う画像はこちらのカメラの写真です。

レイヤーを複製する
まずはカメラのレイヤーを複製します。

レイヤーの複製についてはこちらの記事を参考にしてください!
複製したレイヤーを反転させて下に移動する
次に複製したレイヤーを上下逆さまに反転させます。
複製したレイヤーをアクティブにし、メニューバーから「編集」→「変形」→「垂直方向に反転」を選びます。

そして「Shiftキー」を押しながら反転させた画像を下へ移動させます。
「Shiftキー」を押すことによって真っすぐに移動することができます。しょっちゅう使うので覚えておくと便利ですよ♪

ちょうど上のカメラとぴったり重なるくらいまで下げましょう。
レイヤーマスクを追加する
反転させて下に移動した画像をアクティブにし、パネル下にある「レイヤーマスクを追加」のアイコンをクリックします。

レイヤーマスクが追加されました!

レイヤーマスクというのは、白い部分=表示させる 黒い部分=隠す という効果を使う機能です。
初めて聞いた!っていう方はこちらの記事に詳しく説明してあります。
Photoshopで2つの画像をグラデーションでつなげる方法
グラデーションをかけて徐々に消していく
次にレイヤーマスクにグラデーションをかけて徐々に画像を消していきます。
これで反射しているようにみせるんですね。
まずツールバーからグラデーションツールを選びます。

この時、描画色を黒「#000000」に指定しておいてください。
オレンジの枠線のところです。↓

そしてオプションバーから「描画色から透明に」を選びます。

オプションバーには不透明度の項目がありますので、ここも100%にしておきます。

「Shiftキー」を押しながら下の画像のオレンジのラインくらいまでグラデーションをかけます。
このときレイヤーマスクが選択された状態でおこなってください。

1回かけただけだとグラデーションのかかりが弱いため、2回、3回とちょうど良い感じになるまでかけていきます。

↑分かりますでしょうか?
1回目と3回目では消え方が大きくなっていますよね?
今回は3回でちょうど良かったんですが、何回かけるかはどう仕上げたいかにもよりますので、そこはケースバイケースで。
このままだと反射した画像が強く写りすぎているので、レイヤーの「不透明度」を下げます。
今回は30%くらいまで下げてみました。

完成です!!

あっという間に鏡面反射の効果ができました!
手軽にグッと洗練された雰囲気にすることができますので、ぜひ試してみてください!
さらに質感をアップさせたい場合におすすめの方法があります。
床になる部分をつくる
鏡面反射させただけだと少しリアリティにかけますので、床に反射しているように「床の部分」をつくってあげるとより効果的です。
まずカメラの画像レイヤーの下に「新規レイヤーをつくる」をつくります。

次にツールバーから長方形ツールを選んで床になる部分をつくります。

↓オレンジの枠線のところで「長方形の色」と「境界線の色」が指定できますので、
長方形の色はグレーに、境界線の色は非表示にします。

つくった長方形に「ぼかし」効果を加えたいので、長方形のレイヤーを選択した状態で右クリックを押してメニューを開きます。
メニューの中から「レイヤーをラスタライズ」を選びます。これで長方形にぼかし効果を加えることができます。

メニューバーから「フィルター」→「ぼかし」→「ぼかし(ガウス)」を選びます。
半径の値に数値を入れると長方形をぼかすことができます。
今回は「4.0」にしました。この数値は画像の大きさによってかかり具合が変わりますのでプレビューを見ながらちょうどいい感じで。

↑くっきりしていた長方形の境目がぼけました。
このままだと床の部分が目立ちすぎちゃいますので、長方形のレイヤーの不透明度を下げてあげます。
今回は35%くらいまで下げてみました。このあたりは仕上がりのイメージに合わせて調整してください。

完成です!!

まとめ
5分でできるPhotoshopで鏡面反射(床に反射)させる方法をご紹介しました。
このテクニックが使えると画像の表現に幅ができますので是非試してみてください。
簡単ですよ!
グラデーションのかけ具合や床のぼかし具合、不透明度の下げ幅などには決まりはありません。
なので今回ご紹介した数値が正解というわけじゃありません。
色々な数値を試してみて
「このくらいでこんな感じになるんだ」
っていう感覚を覚えていくのが良いです。
あとはどう仕上げたいかによって自由に調整してみましょう!
今日はこのへんで。
それではまた!