こんにちは、トーモです。
今回はPhotoshopの使い方【初心者編】第10回目です。
ここでは「レイヤー」という機能についてご紹介します。
Photoshopを使う上で一番重要といっても良いくらいスゴイ機能です。文字を書いたり画像を明るくしたり、何をするにも「レイヤー」は欠かせません。
「レイヤー」の仕組みをきちんと理解することがPhotoshopをマスターする基本となりますので、頑張って覚えていきましょう!
何回かに分けてレイヤーの知識や操作方法についてご紹介していきますね。
それではいってみましょう!
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レイヤーとは何ぞや?
まずはこのページのアイキャッチ画像を見て下さい。アイキャッチ画像とはページの上にある一番目立った画像です。見る人の目に留まる画像なのでアイキャッチです。

美味しそうなカルボナーラですねw
僕はパスタが大好きで、特にカルボナーラには目がありません。どちらかというと黄身が真ん中にのっているとさらにグッドなのですが・・ってすいません、カルボナーラのお話ではないですね(;^_^A
この画像に注目してみましょう。
カルボナーラの写真のうえに、「レイヤーについて その1」という文字が書いてあります。今回の記事のタイトルです。
そして、文字の下には長方形の黄色っぽい帯が画像の端から端まで引いてあります。この帯は文字を目立たせて読みやすくするために引いてあります。
つまり、このアイキャッチ画像は3つの要素によって構成されています。
- 「レイヤーについて その1」という文字(一番上)
- 文字を目立たせるための帯(真ん中)
- カルボナーラの画像(一番下)
このように3つの要素が重なり合っているのが分かります。
この重なり合っている一つ一つを「レイヤー」と呼びます。レイヤーとはフィルムやシートのようなイメージで、これらを重ねることで一枚の画像を作っていきます。
分かりやすくイメージ図でいうとこんな感じです。(※文字の色は白だと見えないので色をつけてあります)

一番下のフィルムに「カルボナーラの画像」、真ん中のフィルムに「文字を目立たせるための帯」、一番上のフィルムに「レイヤーについて その1」という文字があるのが分かります。
このフィルムのことを「レイヤー」と呼びます。3つのレイヤーを合体させるとアイキャッチ画像のようになるわけです。
ここでポイントなのは重なる順番です。もしもカルボナーラの写真のレイヤーを一番上に置いてしまうと、当然ですが文字と帯は隠れて見えなくなってしまいます。
Photoshop上ではこれらのレイヤーは「レイヤーパネル」に表示されます。下の写真はアイキャッチ画像のレイヤーパネルの様子です。

一番下にカルボナーラの写真、真ん中に帯、一番上に文字がありますよね? このレイヤーパネルでの順番が、重なり順になります。
レイヤーパネルについては#07 Photoshopの使い方 「おススメのワークスペース」 【初心者編】を参考にしてください。
写真のレイヤーパネルを見ると一番上の文字の部分が明るくなっています。これは文字のレイヤーがアクティブになっている、つまり選択されていることを表します。
何かを変更したい場合は、まずレイヤーパネルから変更したいレイヤーを選んでアクティブにしてからでないと変更できないようになっています。
この状態でカルボナーラの写真に変更を加えようとしてもアクティブになっていないのでできません。カルボナーラの写真を直接変更したい場合は、カルボナーラの写真のレイヤーをクリックしてアクティブにします。

レイヤーの重ね順を変えたい場合は、移動したいレイヤーをドラッグするだけでOKです。

レイヤーは新規で作成することができます。レイヤーパネルの下部に並んでいるアイコンの中から、新規レイヤーのアイコン(右から2番目)をクリックします。

レイヤーを削除したい場合は、一番右のアイコンがゴミ箱なので、削除したいレイヤーをゴミ箱へドラッグすれば削除できます。
また、複数のレイヤーをフォルダにまとめることもできます。作業をしていくとレイヤーがどんどん増えていきますので、作業しやすいように関連したレイヤーはフォルダに整理するのがおススメです。
レイヤーパネル下部のアイコンのなかから、右から3番目のフォルダーのアイコンをクリックします。すると新規フォルダーが作成されます。

フォルダーに入れたいレイヤーをドラッグしてフォルダーに重ねれば入れることができます。
レイヤーやフォルダーの名前を変更したい場合は、名前の上でダブルクリックすれば変更できます。
後から自分がみて作業内容が分かりやすいように名前をつけてあげると効率的です。
まとめ
レイヤーについての基本をみていきました。
最初のうちはなんとなくで大丈夫なので、レイヤーの仕組みについてイメージしてみて下さい。
フィルムが重なり合ってひとつの画像をつくっているということをイメージするのが大切です。
次回からはレイヤーについての役割をひとつずつご紹介していきたいと思います。
今日はこのへんで。
それではまた!