Photoshopを使って公園のグラウンドでプレーしているサッカー少年を、サッカースタジアムに合成してプレーさせました。
いつの日かプロになってこんなスタジアムでプレーできるといいですね。
サッカー少年の画像はフリー画像サイトから、スタジアムの画像は有料サイトから入手しました。
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目次
Before/After


パスを使ってサッカー少年を切り抜く
まずはいつものようにパスを使ってサッカー少年を切り抜きます。
ボールや体の部分はしっかり正確に切り抜き、髪の部分はざっくりと切り抜きます。

切り抜いてマスクをかけた人物レイヤーの下に背景画像をいれます。ざっくり切り抜いた髪はブラシで自然に切り抜きます。

トーンカーブで色味を背景に合わせ、Camera Rawフィルターでノイズを軽減する
まずトーンカーブで色味を背景に合わせます。ちょっと赤味が強いので、レッドを弱くしてブルーを強めに調整しました。

服のノイズが目立つので、Camera Rawフィルターのディテールをいじってノイズを軽減します。肌の部分はなめらかになり過ぎると不自然なので、マスクをかけて少し戻します。

Camera Rawフィルターを使って人物のコントラストを上げる
人物にコントラストやキレを加えるため、まずここまで作った人物に関するレイヤーを全て複製したあとにそれらを統合し一つのレイヤーにします。
そのレイヤーにCamera Rawフィルターの「HSL/グレースケール」のグレースケールにチェックをいれて白黒にします。続いて「基本補正」の露光量を+30にします。
描画モードをソフトライトにして不透明度を70%にします。これによりコントラストが加わります。

人物の影を修正する
今のままだと人物の影の強弱がよわく、のっぺりした印象なので右側から光が当たっている感じに影を修正します。
「新規レイヤー」ダイアログで描画モードをソフトライトに、ソフトライトの中性色で塗りつぶす(50%グレー)にチェックをいれて新規レイヤーを作成します。

影を濃くしたい部分は「黒」でペイントし、ハイライトの部分は「白」でペイントして明るくします。

影がついて自然な感じになってきました。
フリンジを消す
切り抜いた際についたフリンジを消して背景に馴染ませます。コピースタンプツールなどを使って輪郭についているフリンジを消していきます。

ボールの前面に芝を加えて、ボールが芝の上に自然にあるように見せる
ボールと芝の接地面がいかにも合成した感じで不自然なので、ボールの前面に芝を加えて少しボールを隠し、芝の上に自然にあるように修正します。
ボールの近にある芝の部分を適当に選択し、選択部分を複製します。複製した芝をボールの下部分に置いてマスクをかけて少しだけ表示させます。


人物に影をつける
少年に影がないので、影をつくってあげます。少年を構成するレイヤー全てを複製して統合し、ひとつのレイヤーにします。
そのレイヤーを「変形」の「自由な形に」や「ワープ」を使って奥に伸ばします。レイヤーを黒く塗りつぶして「ぼかし(ガウス)」をかけて影っぽくします。そして不透明度を下げ、自然な影になるように調整します。


プラグイン「Topaz Adjust」を使って写真全体にキレを加える
有料のプラグインになりますがTopaz Adjustを使って仕上げます。Topaz Adjustはディテールの強調や色の誇張をおこなって写真の合成のクォリティをひとつ上に仕上げてくれる有能なプラグインです。
今回は「マイルドディテール」を選んで各項目を調整しました。画像全体に適用するため、背景を含むすべてのレイヤーを複製して統合し一番上におきます。

肌など効果がかかりすぎている部分はマスクをかけて戻して自然な感じに調整します。そして不透明度を70%くらいにして全体的に自然な感じに仕上げます。
完成です!

今回は以上です。
他のWorksはこちらからご覧ください。
お疲れさまでした。
それではまた!