自作のネットショップはもう限界です。その理由と対処方法について【経験談】

自作のネットショップはもう限界です。その理由と対処方法について【経験談】

僕は15年ほど自作のネットショップを運営してきましたが、正直なところ限界を感じてしまい自作をあきらめることにしました。

昔は自作が当たり前で、HTML・CSSを覚えてそれなりに見栄え良く表示されて買い物ができれば十分だったんですよね。

ところが時代が進むにつれてネットショップまわりの進化がものすごく早くなり、もはやショップオーナー個人の勉強・努力だけではその流れについていくのは無理レベルになっています。

男性の吹き出し

自分も自作のネットショップだけど、この先このままでいいのか不安・・。

僕と同じようなオーナーさんって多いと思います。

10年くらい前からショップをやっていて何とか自作でやってきたという方ですね。

正直いって自作のネットショップはもう限界です。早急に対応しましょう。

僕も自作をあきらめて先月にショップをリニューアルしました。

今回は自作のネットショップがもう限界な理由と、じゃあどうすればいいのか?という対処法について紹介します。

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自作のネットショップがもう限界な理由は個人レベルでは進化についていけないから。

自作のネットショップがもう限界な理由は個人レベルでは進化についていけないから。

自作で運営してきたオーナーさんはHTML・CSSやCGI、JavaScript、PHPなどのスキルを身につけて対処してきたと思います。

昔はネットショップといえばパソコンから商品が購入ができて、その他ちょっとした機能が備わっていればそれで十分でした。『あとは商品で勝負』って感じ。

でも今だとそれじゃ厳しくて、それはあなたも実感してるところだと思います。ネット環境やネットショップに求められる機能への変化が速すぎて最早ついていけません。

具体的に僕が限界に感じた理由は次のとおりです。

  • パソコン・スマホ・タブレット・その他の機器へ対応しきれない。
  • レビュー機能やレコメンド機能などネットショップに求められる機能が増えた。
  • 常時SSLなどネット環境が絶えず変化している。

詳しくみていきましょう。

※ちなみに僕はサイト部分は自作で、ショッピングカート部分はショップサーブ を利用していました。

パソコン・スマホ・タブレット・その他の機器へ対応しきれない。

今ではネットショップの利用者の7割はスマホからといわれています。スマホ画面も大きくなり、スマホ対応しているショップ(アマゾンや楽天)も利用しやすく対応してきたため、スマホから注文する習慣が広まったんですね。

そのためスマホ対応をしていないショップだと、「パソコンのサイトが表示されてるよ~買いづらいからやめよう」なんてことにも。

もちろん自作でレスポンシブなデザイン(PC、スマホ、タブレットなど、異なる画面サイズの幅を基準にWebサイト表示を調整する)に対応することも可能ですが、それできますか?

機器やブラウザによる見え方の違い、今後さらに変わり続けることへの対応・・。

これはもはやエンジニアを生業としている人の領域であって、ネットショップオーナーがあえて技術的についていく必要はないと思います。

レビュー機能やレコメンド機能などネットショップに求められる機能が増えた。

レビュー機能とは口コミのことです。いまでは商品が売れるかどうかを左右する重要な機能のひとつです。

レコメンド機能とはアマゾンなどでよくある「この商品を購入しているお客様はこちらの商品もみています」的なものです。

これらのほかにも、会員登録、ポイント、まとめ割、定期購入など様々な機能を備える必要があります。というのもネットショップを利用するお客様がこういった機能を当たり前に使いこなすようになっているからです。

これらの機能を自作で備えるのは個人レベルでは到底無理ですし、外注なんてした日には費用がいくらあっても足りませんよね。

常時SSLなどネット環境が絶えず変化している。

常時SSLとはウェブサイトの全てのページをSSL化(暗号化して通信)するセキュリティ手法です。

これをグーグルが推奨しているため、2014年頃から対応していないと検索結果の順位にも影響を与えるようになっています。

それから数年経っていますがまだSSL対応をしていないショップはかなり多いです。

その他にも集客に大きな影響をあたえるSNS(ツイッターやFacebookなど)との連携も欠かせません。

今後もさまざまな新しいネット環境へと変わり続けるのは確実なため、その変化に迅速に対応していく必要があります。

それらの変化に対応していくことは個人オーナーレベルでは不可能。

上記で挙げたものは一部です。他にも細かい部分で対応すべきことはたくさんあります。

これら全てに対応していくのは個人オーナーレベルでは不可能です。これが僕が自作のネットショップをあきらめた理由です。

何より大きいのが、

頑張って現状の合格点まで対応できたとしても、また1~2年の短期間で環境は激変する可能性がある。

ということです。

今のネット環境の変化は年々スピードアップしていますからね。

もうそこについていくのは専門家にまかせましょう。ネットショップのオーナーの仕事はあくまで商売です。それに注力するべきだと思います。

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じゃあ自作のネットショップを運営している場合、どう対処したらいいのか?

自作のネットショップはどう対処すればいいのか?

次に具体的な対処方法について紹介します。

僕が先月ショップをリニューアルした際におこなった方法でして、恐らくはこれ一択じゃないかなと思います。

ネットショップ構築のサービス(ASP)にショップを移行する

僕の場合はサイト部分は自作して、ショッピングカート部分はショップサーブ を利用していたわけですが、サイト部分もショップサーブに丸ごと移行しました。

それまではレンタルサーバーを借りてそこに独自ドメインを設定していましたが、独自ドメインもショップサーブ内に移行。

これにより上記で挙げていた数々の問題点を一気に解決することができたわけです。

ショップサーブのシステムを使ってショップを構築していますので、今後ネット環境に大きな変化が起きた場合にはショップサーブ側で対応してくれることになります。

新たな便利機能が追加された場合にもすぐに自分のショップで利用することができます。

もちろん自分でHTML・CSSをいじってカスタマイズすることも可能。

ここまで自作でやってきたオーナーさんなら問題なくカスタマイズできますし、部分的にショップサーブ内の制作チームに依頼することも可能です。

僕は今までにいくつものショッピングカートASPを利用してきましたが、すべてカート部分のみの利用でサイトは自作でした。

その大きな理由が、サイト全体をASPに移すことに抵抗があったからです。

  • せっかく独自ショップを運営しているメリットが無くなるような気がした。
  • ASPに全てを委ねることがリスクに感じた。

おもに上記の理由です。

移行した今思うのは「もっと早くにやるべきだった」ということ。またショップサーブが今後自分のサイトを委ねるのに十分な魅力を感じられたのも大きいです。そのあたりは別記事で紹介します。

まとめ

自分の経験から自作のネットショップはもう限界と感じましたので、その理由と対処方法について紹介しました。

まだまだ自作のネットショップで運営している方は多いと思います。

商品自体に大きな魅力があり、そこでしか買えないものであれば機能面で劣るショップでも売れるでしょう。

でもそこに機能面まで優れたショップになることができればさらに売れると思いますよ。

逆に年々売り上げが下がってきているような場合には、機能面で今のネットショップの流れについていけていない可能性があります。

男性の吹き出し

でも大がかりになりそうだから正直腰が重い・・。

その気持ちよくわかります(笑)

ネットショップ全体をASPに移行するのは作業量としても大変ですし、検索順位が下がるかもといったリスクも無くはないです。

でも何もしないで取り残されるほうがゆくゆくは致命的なリスクになると思います。

今でも遅いくらいなので、検討する価値は大きいですよ。

今日はこのへんで。

それではまた!

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