ネットショップを始めたらまず目標にしたいのが『月商100万円』の人は多いと思います。
僕自身ネットショップを15年ほど個人で運営していますが、最初に設定したのが月商100万円でした。
利益率にもよりますが、月商100万円を達成すると個人なら家族が食べていく分にプラスして運営に投資する余力もでてきます。
この記事はこんな方に役立つと思います。
■個人でネットショップを運営している
■すでにネットショップを運営してるけど『月商100万円』の壁が超えられない
■これからネットショップを始めてみたい
月商100万円は正しいやり方で続けていけば決して到達できない金額ではありません。
この記事で紹介する方法を実践すれば必ず達成できます。
ぜひ参考にしてみてください。
目次
ネットショップで月商100万円達成する方法とは?

ネットショップの売上に大切な3つの要素
ネットショップの売上に欠かせない重要な要素は次の3つです。
■訪問者数(アクセス数)
■成約率(コンバージョン率)
■客単価(1回当たりの平均購入金額)
売上の計算式はこんな感じになります。
シンプルな話、この3つの要素を上げていけば自ずと売上も上がっていきます。
もちろんもっと細かい要素もあります。
例えば訪問者数でも『新規』なのか『リピーター』なのかでコンバージョン率は変わってきますし取るべき対策も違います。
まずは月商100万円を達成するのに必要な数字を出してみる
あなたが取り扱う商材の場合、1日どのくらい売れれば月商100万円を達成するのか数字を出してみましょう。
けっこうこのあたりアバウトに運営しちゃう人が多いですが、その数字を出せば必要なアクセス数などもわかってきくるので対策できます。
例えば客単価5,000円の場合だとこんな感じ。
1日に7件くらい注文がくれば月商100万円に届く計算です。
では次に1日に7件の注文がくるにはどのくらいのアクセス数があればいいのか考えます。
よく言われるのがネット通販の成約率はだいたい1%くらい。
100人アクセスがあれば1人購入するという数字ですね。
この数字は商材やリピーター数などによっても変わりますのであくまで目安です。
仮に成約率(=コンバージョン率)1%で考えるととこんな感じ。
というわけで1日700人アクセスがくれば客単価5,000円だと月商100万円に届くということがわかります。
まずはこの数字をきちんと出してみましょう。月商100万円が実現可能なのか目安がわかります。
ネットショップで月商100万達成する要素1「集客」

では訪問者数(アクセス数)の伸ばし方をみていきましょう。つまり『集客』ですね。
ポイントは次の3つです。
■検索からのアクセス数を増やす
■SNSでアクセス数を増やす
■PPC広告
アクセス数を増やすために一番重要な方法です。いわゆる『SEO』というやつです。
GoogleやYahoo!で検索をかけたとき、PCでもスマホでも検索エンジンが独自のルール(アルゴリズム)によって順位を決めています。
当然検索1ページ目の上位に表示されればクリック数も増えてたくさんのアクセスが集まるようになります。
SEOは効果がでるのに数ヶ月単位で時間がかかりますが金銭的なコストゼロで安定してアクセスを獲得できますので必須です。
現時点でSEO集客にもっとも優れているのがブログです。なのでブログを書いていない場合はすぐ始めるべきです。
SEOについては専門の書籍を数冊勉強すれば基本的な知識は十分身につきます。
今やSNSは集客に欠かせないツールです。いきなり全部は無理でも少しずつスタートして次の4つは押さえておきましょう。
■ツイッター
■インスタグラム
■YouTube
SNSでの集客ポイントですが、『お店のセールス情報ばかり発信しない』ということ。
基本セールス情報はうざがられます。
逆にお店の商品に興味をもってくれそうな人(ペルソナ)にむけて、その人が役立つ情報を無償で発信していくのがベストです。
ネットショップへ誘導する導線をつくっておけば、興味をもった人(見込み客)が訪問してくれるようになります。
PPC広告とは検索エンジンの検索結果画面で表示される広告で、ユーザーがクリックした回数分だけ広告費が発生するものです。広告の表示には料金は発生しません。
表示させるキーワードによって1クリックあたりの広告費が変わってきます。
通常は1クリック数円~数十円ですが、激戦のキーワードなら1クリック数百円なんてことも。
ただし広告費さえ支払えば確実にアクセス数は増えますので短期で成果があげやすいのがメリットです。
デメリットはやはり広告費。バランスが悪いと利益を圧迫しますし、逆に利益より広告費が上回るケースもあります。
ネットショップで月商100万達成する要素2「成約率」

成約率とはコンバージョン率(CVR)といいます。
訪れた人数のうちどのくらいの割合で購入に結びついたかどうかということ。
この対策は実に多岐にわたるため全てを紹介するのは難しいですが、大切なポイントは次のとおりです。
■ユーザビリティに優れているか
■魅力的なセールスができているか
■信頼できるお店かどうか
ユーザビリティとは『使いやすさ』のことです。
お客さまが欲しいものが探しやすく簡単に購入することができるかどうかはコンバージョン率を高めるためには必須。
■サイトデザインが見やすく買いやすくなっているか
■入力フォームはシンプルかどうか(カゴ落ち防止)
■PC用・スマホ用で表示を変えているか(レスポンシブデザイン)
■送料・発送・手数料・返品などの情報はすぐ分かるか
■支払い方法は充実してるか
このあたりはコンバージョン率に直結する改善ポイントですので十分でないなら見直しましょう。
いくら商品に自信があってもその良さをお客さまに十分伝えなければ魅力を感じてもらえません。
よくあるのが『自分はよく知っているので伝わってると勘違いしちゃう』ということ。
思っている以上にお客さまはあなたの商品について分かっていません。
ポイントはいくつかあります。
■セールスライティングを活用しているか
■商品写真は充実しているか
■動画・イラストなど使う工夫をしているか
特に重要なのがセールスライティングと商品写真です。ここを改善するだけでも見違える効果がでます。
お客さまが一番感じているのは『失敗しないかどうか』。
ほとんどのお客さまは購入してがっかりすることを恐れていますので、それを取り除いてあげる工夫が必要です。
これも先ほどの『失敗しないかどうか』を取り除くポイントになります。
「このお店なら購入しても大丈夫だろう」と思ってもらえるように考えましょう。
店長の写真をアップしたり、実績や思いを紹介するのも効果的です。梱包の様子だったり万一の保障についてなど少しでも安心に繋がることはどんどんアピールするのが大事。
ネットショップのコンバージョン率アップについての詳細はこちらをご覧ください。
ネットショップで月商100万達成する要素3「客単価」

3つ目は「客単価」です。
当然ですが1人あたりのお客さまが買ってくれる金額が増えれば売上もアップします。
ネットショップでは新規客をゲットするよりも客単価を上げるほうがハードルは低いです。
というのも送料がかかる分、ネットショップではついで買いが起こりやすいからです。
あなたもそういう経験ありませんか?「どうせ送料かかるからもう一つくらい買っておこう」みたいな。
また、『あと〇〇円購入したら送料無料になる』というのも客単価アップに効果的です。
客単価をアップするポイントは次のとおりです。
■安売りしないで価値を売る
■ついで買いを促す関連商品を充実
ネットショップで陥りやすいのが安売りです。
競合店と比較しやすいためどうしても『安いほうが売れる』と考えがち。
もちろんある意味では正解なんですが、個人で安売りしちゃうと『忙しいのに儲からない』という絶望が待っています。
これは僕も経験上あったことです。
安売りしないでも売れる工夫をしましょう。それがあなたのお店の価値にもなるので絶対必要です。
ついで買いは客単価を上げるために一番効果的です。
そのためにも1つで完結しちゃう商品ばかりでなく、一緒にあると便利な関連商品も揃えるようにしましょう。
たとえばアロマオイルだったら、アロマキャンドルや専門書なども取りそろえるみたいな。
そして必ず各商品ページに関連商品をできるだけ多く表示するようにしましょう。
アマゾンなどでもよくありますよね?「この商品を買った人はこんな商品も買っています」というあれです。
客単価についてはこちらの記事でさらに詳しく紹介しています。
以上が「集客」・「成約率」・「客単価」をアップさせる大切なポイントです。
この3つを改善するだけでも月商100万円はまず達成します。
もう1つ有効な方法があるので次に紹介します。
ネットショップで月商100万達成する要素4「販売チャンネルを増やす」

販売チャンネルとはネットショップの開設方法です。
主なネットショップの開設方法は次のとおり。
■独自ドメインのネットショップ
■アマゾン
■楽天
■ヤフーショッピング
独自ドメインは「自社サイト」、アマゾン・楽天・ヤフーショッピングは「モール型出店」ですね。
最初はどれか1つをスタートさせてそこに総力を集中させるのがおすすめですが、ある程度売上があがって利益が出たら別の方法で出店するのも有効な手です。
有効な理由としては、
視聴行動分析サービスを提供するニールセンデジタルの調査によると、2018年6月のECサイト利用者数は次のとおり。
オンラインショッピングサービスの利用者数は「アマゾン」が4079万人、「楽天市場」が4028万人、「Yahoo!ショッピング」は2645万人。
ネットで買い物をする人は「検索して探す人」、「アマゾンを利用する人」、「楽天を利用する人」など分かれる傾向にあります。
つまり販売チャンネルを増えすことによって今まで訴求できなかったお客さまへアプローチできるんですね。
なので売上をアップさせるのに販売チャンネルを増やすことは非常に有効な手段となります。
ただデメリットもあります。特に個人で運営している場合は。
■販売チャンネルを増やすと作業量が倍増する
■モール出店は経費がかかる
僕もアマゾン・楽天・ヤフーショッピングへ出店経験がありますので個人で運営している場合はけっこう大変です。
複数のネットショップを運営するようになったら、一括して受注管理できる便利なシステムもありますので利用すると業務がめちゃめちゃ効率化できます。
おすすめを1つ紹介しておきます。
「自動化」に特化したクラウド型受注・商品・在庫・売上 一元管理システムです。
おすすめポイントはこんな感じ。
・マウスだけで自動処理を簡単プログラミング
・楽天RMS、Amazon、後払いAPI連携で煩わしい作業を
・他社システムからの乗り換えも楽々
・ダウンロード販売に対応
・複数店舗を一元管理できる
・配送伝票の作成・送り状番号の戻りを一括管理
・メールの一括配信ができる
・受注ステータスが自由に登録できる
・業界最安値(月額15,000円~)
20日間の無料お試しができるので実際使ってみて判断できます。期間中は、ほぼすべての機能が使え、カスタマーサポートも充実しています。
まとめ
【ネットショップ】個人で月商100万円達成する方法【保存版】でした。
まずは「集客」・「コンバージョン率」・「客単価」を伸ばすことが肝心です。
この3つをある程度伸ばすだけでも月商100万円は十分達成できます。
安定した基礎がつくれたら「メルマガ」や「販売チャンネルの拡大」など色んな施策もやっていきましょう。
個人なら月商300万円くらいまでは十分いけると思います。僕も最高月商は340万円くらいまでいきました。
それ以上は個人だと対応しきれないため、人を雇うなり業務を外注するなりしていく必要があるでしょう。
今日はこのへんで。
それではまた!