独自ネットショップ VS モール型のメリット・デメリットとは?

独自ネットショップ VS モール型のメリット・デメリットとは?

こんにちは、トーモです。

ネットショップを始めるには大きく分けて2つの方法があります。

独自ネットショップでオープンするか、モール型のサイトに出店するか。

どちらにもメリット・デメリットがあります。

場合によっては選び方を間違うと売り上げがあがらずそのまま閉店なんてことも。

ネットショップを開業してから1年の生存率は30%ともいわれています。

つまり生き残れないお店のほうが断然多いというわけですね。

もちろん閉店を余儀なくされる理由は色々とあるわけですが、確かなことは利益が出なかったから。儲からなかったから。

そしてスタートで独自ネットショップかモール型かどちらを選ぶかというのも大きな要因になってきます。

いきなり結論からいえば、僕は独自ネットショップからスタートするのが良いという考えです。

そのあたりは前回の記事で書いたステップのとおりです。

絶対失敗しない!ネットショップの始め方4ステップ

ここでは前回書ききれなかった独自ネットショップとモール型のメリット・デメリットについて詳しくみていきたいと思います。

スポンサーリンク



独自ネットショップのメリット・デメリットとは?

独自ネットショップのメリットについて

制約なく自由に運営できるので可能性は無限

独自ネットショップは自分でお店になるサイトを立ち上げるため、何の制約もなく自由につくることができます。

取り扱う商品がより魅力的に伝わるようなデザインのお店にすることで、ショップのブランドを構築することも可能です。

つまりあなたのお店のファンが作りやすく、そういったお客さまが増えることでリピーターになり運営が安定します。

また、獲得した顧客情報も自分で管理できるため、お客さまへ様々なアプローチをすることができます。

外部リンクなどももちろん自由に貼れます。

外部リンクというのは、他のサイトやサービスなどへのリンクです。

例えば集客にとっても有効なブログやSNSですが、自分のショップにリンクを貼ることで販促の幅がグッと拡がります。

ランニングコストが抑えられるので、金銭的に安定しやすい

独自ネットショップは開店・運営にかかる費用がモールに比べて格段に抑えることができます。

基本的に必要なのはレンタルサーバー代、ドメイン代、ショッピングカートのレンタル代くらいなので、すべて合わせても月額10,000円ほどです。

無料や格安のものを選べばもっと抑えられます。

販売手数料もかかりませんので、特に売り上げがアップしてきてからの違いは大きいです。

ランニングコストを抑えられることで、新しい商品を増やしたり、広告費にまわせたりと余裕ができます。

集客のノウハウが身につき、そのノウハウは他の分野にも生かせる

独自ネットショップは自分で集客をおこなう必要があります。

集客するには検索で上位表示されるようにしたり(=SEO)、ネットに広告を出したり(=リスティング広告)、ブログを書いたり色々な方法があります。

こういったノウハウを身につけて結果が出るようになれば、つまりネットで人を集めるスキルが備わります。

ネット集客のスキルがあれば、売り上げを伸ばすための色々な施策が可能になります。

独自ネットショップのデメリットについて

集客にある程度の時間がかかる

先ほども書きましたが、独自ネットショップは自分で集客をおこなう必要があります。

オープンした直後は誰も自分のお店の存在を知りません。

そこから自分の商品に興味をもってくれる人をいろいろな手段で呼び込まなくてはなりません。

集客のノウハウを身につけてそれが結果に繋がるまでにはどうしてもある程度の期間が必要になってきます。

サイトを作るための知識が必要になる

独自ネットショップはお店のホームページを自分でつくる必要があります。

昔と違って今ではブログ感覚でお店をつくっていけるサービスがほとんどのため、完全にゼロからホームページを作り上げる必要はありません。

とはいえ、いろいろカスタマイズしたりブランディングしていくためには、それなりの知識(HTML・CSS)を身につけないとなりません。

お店への信頼を築く必要がある

モールとは違って独自ネットショップは訪れたお客さまがいきなり信頼してくれるということはありません。

サイトの印象だったり、お買い物ガイドだったり、お客さまが「このお店ならお金を出して買っても大丈夫だな」と思ってくれるような施策が必要です。

モール型への出店のメリット・デメリットとは?

モール型への出店のメリット

モールがもつ集客力・購買力を利用できる

代表的なモールは楽天・ヤフーショッピング・アマゾンです。

これらのモールには日々ものすごい数の人々が訪れています。

例えば楽天の2015年の平均月間ページビュー数はなんと約33億PVだそうです。

これだけ多くの人が訪れているモール内で自分の商品が目の届くところに出せれば売りやすくなるのは言うまでもありません。

また、モール独自のお客さまへアプローチできます。

楽天なら楽天、アマゾンならアマゾンだけで買い物を済ませる人は多いです。

ただし、人目につくようにするには有料の集客サービスを利用する必要がでてきます。

無料でいきなり購入されるようになるのは難しいですが、逆にいえば資金に余裕があってお金をかけれるのであれば出店してから短期間でも売り上げることは可能です。

またこういったモールを訪れる人は「何かを買いたい」と思っている人が多いです。購買力が高いため、お客さまの心に響くものを提供できれば売りやすくなります。

お客さまからの信頼感を得やすい

ネット通販で何かを売るために大切なのは信頼感です。昔ほどではないですが、今でもネット通販でちゃんと商品が届くか心配という方はいます。

楽天やアマゾンなど有名なモールならそれだけで安心感をもってもらえます。

モールの担当者に色々相談できる

モールへ出店すると楽天やヤフーショッピングの場合は自分のお店に担当の方がついてくれます。

売り上げをあげるためにどうしたら良いのか? 実際に注文がきたけど処理で分からないことがある場合など、担当の方に相談することができます。

もちろん有料の集客サービスを提案されたりもしますが、現状の予算などに合わせた施策を提案してもらえたりもします。

モール型への出店のデメリット

出店料などランニングコストがかかる

出店料、月額利用料、売り上げに対するロイヤリティが基本的にかかります。

ヤフーショッピングは全て無料となっていますが、 Tポイント原資やアフィリエイトパートナー報酬原資などなんだかんだ言って売れれば費用がかかります。

僕も実際に楽天・ヤフーショッピング・アマゾンへの出店経験がありますが、とにかく売り上げに対して引かれる手数料は結構な負担になりました。

競合店に埋もれやすい

ものすごい数のお客さまが集まるということは、お店の数もものすごいということです。

似たような商品がたくさんある中から自分の商品を選んでもらう必要が出てきます。

また価格順に並び変えたり簡単に比較できるため、とかく価格競争に陥りやすいです。価格以外で訴求できる商品力が求められます。

ショップのブランド力がつきにくい

モールで買い物をしたお客さまは、多くの人は「楽天で買い物をした」という感じで覚えてしまって、「あなたのお店」で買ったという意識が低くなります。

つまり自分のショップのブランディングがしにくく、お店のファンをつくりにくいと言えます。

常に他のショップの商品と並べられるため、どのお店から買ったか分かりにくいんです。

モールを退店したら何も残らない

モールへの出店でもお客様へニュースレターやメルマガなどを送ることはできます。

一度購入してくれたお客さまの情報というのはいわばお店の宝です。

とはいえモールへ出店している限りはその貴重な情報を利用することができますが、もしも退店したらゼロになります。

何年もかけて獲得してきたお客さまを失ってしまうんです。

つまりずっと出店し続けなくてはならなくなってしまいます。

まとめ

独自ネットショップとモール型への出店、どちらにもメリット・デメリットがあります。

どちらから始めた方が良いのかは、扱う商材や資金力などによっても変わってくるでしょう。

冒頭でも言いましたが、僕がおススメするのは独自ネットショップからのスタートです。

そちらのほうがリスクが少なく、またネットショップを運営するためのスキルが身につきやすいからです。

とはいえどちらか一方しかネットショップを運営しちゃいけないというわけではありません。

本当に売れているショップというのは全てやっています。

独自ネットショップをもちながら、楽天・ヤフーショッピング・アマゾンへの出店しているのです。

それぞれが抱えているお客さまへアプローチすることで、売り上げを拡大させています。

全てで売り上げをあげることができれば、それが一番理想ですよね。

今日はこのへんで。

それではまた!

スポンサーリンク