Photoshopであれこれ作業していくと、どんどん増えていくのがレイヤーです。
そこで重要なのが『レイヤーの整理整頓』
たった数工程の作業なら特に意識しなくても問題ありませんが、Webデザインやレタッチなど作業工程が複雑になればなるほどレイヤー整理は大切になってきます。
レイヤーを整理せずにカオスな状態だとこんな困ったことにも。
- 自分で作ったデータなのに時間が経って開いたら何がなんやら分からない。
- 他の人が作業することになっても手が付けられない。
- レイヤーが増えすぎてデータが無駄に重い。
例えばPSDファイル(レイヤーを統合しない状態)で納品する場合は、クライアント側であとから修正することもあります。
そんな時にレイヤーが全く整理されていない状態ですと、「もうこの人に依頼するのはやめとこう・・」なんてことにも。
特にPhotoshopを始めたばかりの初心者の方は最初からレイヤーを整理しながら作業するクセをつけたほうがいいです。

でもどうやってレイヤーを整理したらいいかわからない・・
今回はそんな方向けに、たった3つのことを意識してやるだけで見違えるほどレイヤーを整理できる方法を紹介します。
レイヤーを整理しておけば後々の「修正・編集」がやりやすくなったり、他の人が手を加えやすくなるメリットがあります。
大切なことなのでぜひチェックしてみてください。
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【Photoshop】3つのレイヤー整理術。
どれも特別難しくはないですがこの3つを意識しておこなうだけでPhotoshopのレイヤーをすっきり整頓できます。
- レイヤーに分かりやすい名前をつける
- フォルダーでグループ化する
- 無駄なレイヤーをつくらない
同じデータで整理していないレイヤーと整理後のレイヤーを見比べてみましょう。


レイヤーの長さを比べてみると一目瞭然ですよね。
ではそれぞれ詳しくみていきましょう。
レイヤーに分かりやすい名前をつける
レイヤーを新規作成したり、調整レイヤーやシェイプツールを作成すると自動で名前がつきます。
「レイヤー1」、「レイヤー2」・・
「トーンカーブ3」、「トーンカーブ4」・・
「長方形5」、「長方形6」・・
上記のようにどんどん数が増えていく感じですね。
これだとレイヤーの数が増えていくとそのレイヤーがどの部分のものなのかパッと見ただけでは判別できません。
そこで新しくレイヤーを作成したら分かりやすい名前をつけるようにしましょう。
名前をつける際は特にルールはありませんが、他人が見て分かるような名前にするのがポイントです。
Webデザインなら「ヘッダー」、「グローバルナビ」、レタッチなら「ゴミ取り」、「人物」、「背景」などですね。
フォルダーでグループ化する
これめちゃくちゃ大事です。思いのままに作業していくだけだと、どんどんレイヤーが積みあがっていき把握しきれなくなっていきます。
たとえばパソコンのデスクトップとかもフォルダーをつくって整理しますよね?Photoshopも同じです。
これも特に決まりはないですが、作業のまとまり毎に関連するレイヤーは1つのフォルダーにグループ化しておきましょう。
無駄なレイヤーをつくらない
3つ目は無駄なレイヤーをつくらないことを意識しましょう。
特に調整レイヤーなどは思いついたときにどんどん作成しがちです。たとえば「ここを明るくしよう」とトーンカーブをつくります。
その後いろいろ作業していくうちに「ここも明るくしよう」というのはよくあることですが、その時にまた新たにトーンカーブを作成しちゃいがちです。
思いついた時にその都度新しい調整レイヤーを立ち上げていたら、「トーンカーブ」や「レベル補正」などの調整レイヤーだらけになってしまいます。
1つのトーンカーブで対応できないかどうか考えてみましょう。もちろん複数あってもOKですが、複数に分ける意味がある場合に限ります。
また、非表示にしているレイヤーは問題なければ削除するようにしましょう。
まとめ
Photoshopのレイヤー整理に効果的な3つの整理術を紹介しました。
- レイヤーに分かりやすい名前をつける
- フォルダーでグループ化する
- 無駄なレイヤーをつくらない
どれも決して難しくはなくむしろ簡単なことですが、正直めんどくさいです。
作業に夢中になっていけばいくほど、レイヤーの整理なんかに時間をかけたくないのが本音ですよね。
コツとしては作業ごとにやるクセをつけることと、シンプルを意識することです。名前付けでもそうですが、完璧を目指さず簡潔にしましょう。
今日はこのへんで。
それではまた!