【Photoshop】ドロップシャドウの使い方と気をつけたいポイント[基本]

【Photoshop】ドロップシャドウの使い方と気をつけたいポイント[基本]

Photoshopにドロップシャドウという機能があります。

デザインなどで使用する頻度がめちゃめちゃ高い機能です。しかも簡単に洗練さを出せるので重宝します。

今回はドロップシャドウについて基本的な使い方と気をつけたいポイントを紹介します。

こんな方におすすめの記事です。

「ドロップシャドウって何?」という初心者の方

 

なんとなくドロップシャドウを使っていたという方

ドロップシャドウはとても便利な機能なんですが、ついつい使い過ぎて逆効果というか残念なデザインになっちゃう方も多いんです。

この記事を読んでもらえればドロップシャドウを効果的に使うことができます。

それではみていきましょう!

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Photoshopのドロップシャドウとは?

ドロップシャドウありとドロップシャドウなしの比較

ドロップシャドウとは上の画像のように簡単に文字や図形に『影』をつけることができるPhotoshopの機能のこと。

あっという間に見た目の印象を変えることができるので、デザインをする上で使う機会が多いです。

僕も覚えたての頃はワクワクしてたくさん使ったのをおぼえています。

Photoshopのドロップシャドウの基本的な使い方[初心者の方向け]

それでは使い方からみていきましょう。

まずはドロップシャドウを適用したいレイヤーを選択した状態で、パネル下部の『レイヤースタイルを追加』をクリックして『ドロップシャドウ』を選びます。

レイヤースタイルを追加をクリックする

すると次のダイアログが開きます。

ドロップシャドウダイアログ

この項目を調整することで同じドロップシャドウでも様々な表現をすることが可能です。

初心者の方は『構造』の部分をまずは使いこなせるようになりましょう。

ドロップシャドウ【描画モード】

ドロップシャドウ【描画モード】

ここは基本的には『乗算』でOKです。いろいろなモードを選択することで効果を変えることができます。

ドロップシャドウ・描画モードの違い

ドロップシャドウの影の色や、背景の色などによっても効果が変わってきますのでその都度いろいろ試してイメージに合うものをみつけましょう。

ドロップシャドウ【カラーの変更】

ドロップシッピング・カラーの選択

通常は「黒」で使用しますが色を変えることで印象を変えることができます。

カラーの項目をクリックするとカラーピッカー(色選択)が開きますので好きな色に変更できます。

ドロップシャドウ・カラーの選択

ドロップシャドウ【不透明度】

ドロップシッピング・不透明度

不透明度の%を変更することで影を濃くしたり薄くしたりできます。ここ重要です。

後で詳しく解説しますがドロップシャドウのコツは『影を濃くし過ぎない』ということ。

ちょっと薄いかなくらいがちょうどいいです。

ドロップシャドウ・不透明度の比較

ドロップシャドウ【角度】

ドロップシャドウ【角度】

ドロップシャドウの影の角度(方向)を変えることができます。

基本的には「120℃」が自然な感じになります。紙でもWebでも『左から右』へ見ることが多いからです。

方向としては「ななめ右下」に影がきます。

ドキュメントの影を直接ドラッグしても変更できます。(距離も同時に変わります)

ドロップシャドウ【角度】

ドロップシャドウ【距離】

ドロップシャドウ【距離】

影をつけるオブジェクトと影の距離を変更できます。角度と同じでドキュメントをドラッグすることで感覚的に変更できるのでおすすめです。

ドラッグで大まかな位置を決めたら数値で微調整するといいでしょう。

ドロップシャドウ【距離】

ドロップシャドウ【スプレッド】

ドロップシャドウ【スプレッド】

スプレッドとは影のエッジのぼかし具合を調整する項目です。

ここは通常は「0」など小さい数値でOKです。数値を大きくすると輪郭がくっきりとします。

ドロップシャドウ【スプレッド】

ドロップシャドウ【サイズ】

ドロップシャドウ【サイズ】

サイズはドロップシャドウの影の大きさを指定できます。

サイズが大きいとオブジェクトの一方向だけじゃなく全体から影がはみ出しますので目的によって変更しましょう。

「距離」と「サイズ」はイメージに近い影にするためよく変更する箇所です。

ドロップシャドウ【サイズ】比較

以上が『構造』の中の項目です。

まずはこれらの項目を使いこなしてイメージ通りの影がつくれるようにしましょう。この組み合わせだけでも膨大な数の表現が可能です。

Photoshopのドロップシャドウでありがちな残念な使い方

ドロップシャドウは手軽に印象を変えられるのでついついたくさん使いがちです。

あまりに使い過ぎたり影がくどいと残念なデザインに仕上がっちゃいます。

残念なデザインというのは『素人っぽさ』が出ちゃうこと。

そのため次のポイントに気をつけながら使いましょう。

■ちゃんと影をつける意味をもたせる

 

■影を濃くし過ぎない

 

■影を大きくし過ぎない

ちゃんと影をつける意味をもたせる

なんとなくデザインが寂しいと「とりあえずドロップシャドウかけとくか」ってなりがちです。

初心者ドロップシャドウかけすぎあるあるなので気をつけましょう。

街中のポスターなどのデザインをみるとわかりますが、ほとんどドロップシャドウは使っていません。

つまり使わなくても見やすく洗練されたデザインをつくることができるということ。

使ったほうがより良くなるかどうか判断しましょう。

影を濃くし過ぎない

影が濃すぎるとクドい印象を与えてしまいます。

「ちょっと薄いかな」くらいがちょうどいいです。

『不透明度」や『カラー』を変更してうるさすぎないように意識しましょう。

影を大きくし過ぎない

これも影の位置やサイズが大きすぎるとクドくなります。

やりすぎない程度にしましょう。

意図的にドロップシャドウを強くすることはOKです。あくまでどう仕上げたいかによりますので。なんとなく強くしちゃうのはやめましょう。それだけでデザインがグッと良くなります。

ドロップシャドウの角度が全てのレイヤーで変わってしまうのを解決

ドロップシャドウの角度を個別に変更する方法

ドロップシャドウの角度を変更すると同じドキュメントにある全てのドロップシャドウの角度が変わってしまうことがあります。

僕も最初のころ「あれ?」ってなりました。

その場合はダイアログの「包括光源使用」のチェックを外せば個別に角度を変更できます。

「包括光源使用」のチェックを外せば個別に角度を変更できます。
同じ画像内で影の方向をあれこれ変えると見る側が混乱しちゃいがちなので、基本はチェックを入れておきましょう。

まとめ

Photoshopドロップシャドウの使い方と気をつけたいポイントについて紹介しました。

まとめるとこの2つが重要です。

■ドロップシャドウのダイアログ「構造」の項目の設定をマスターする

 

■ドロップシャドウの使いすぎ・強すぎに気をつける

今回は例として文字(テキスト)にかけたドロップシャドウを比べてみましたが、画像やオブジェクト(図形)などにかけても効果的です。

また色んなポスターやWebデザインなどを参考にしてみるのも良いです。

ぜひ試してみてください!

その他にもPhotoshopで役立つテクニックを紹介していますのでよければご参考ください。

今日はこのへんで。

それではまた!

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