#19 カラーバランスの使い方【Photoshopの使い方 初心者編】

#19 カラーバランスの使い方【Photoshopの使い方 初心者編】

こんにちは、トーモです。

今回はPhotoshopの使い方【初心者編】第19回目です。

調整レイヤーのひとつである「カラーバランス」の使い方についてご紹介します。

カラーバランスとは名前のとおり色のバランスを調整する機能です。

写真が色かぶりをしている時などに、まずはこのカラーバランスで全体の色かぶりを除いてから他の調整レイヤーで細部を修正するように使われたりします。

色かぶりというのは、何らかの原因で写真が全体的に赤や青、黄色などに色がかってしまっている状態のことです。

調整レイヤーについてはこちらをご参考ください。

調整レイヤーについて

ではみていきましょう!

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カラーバランスの使い方について

まずは「レイヤーパネル」下部にある色調補正のアイコンをクリックします。

色調補正のやり方 調整レイヤー

メニューのなかに「カラーバランス」がありますので選びます。

すると下のパネルが開きます。

カラーバランス

「階調」の項目では

  • シャドウ(暗い部分)
  • ハイライト(明るい部分)
  • 中間調(中間の部分)

の3つを選ぶことができます。通常は中間調にしておいて全体的に調整し、特に明るい部分・暗い部分に絞って調整したいときはハイライト・シャドウに切り替えましょう。

調整は下にある3つのスライダーを動かしておこないます。

例として下の画像のように赤かぶりしている画像を調整してみましょう。

赤かぶりの画像

今回は赤と黄色を取り除きたいので、「レッド」と「イエロー」のそれぞれ反対側にスライダーを移動させます。

実際に画像を見ながら色がナチュラルになるように調整します。今回は下の画像のように動かしてみました。

最初に中間調で調整をし、まだ全体的に赤みが残っていたのでハイライトに切り替えて調整してあります。

調整の様子

調整した画像はこちらです。

調整後

どうですか?BeforeとAfterを比べるとしっかりと赤みが除かれていますね。

3つのスライダーは補色同士でまとめられています。「レッドとシアン」・「グリーンとマゼンタ」・「ブルーとイエロー」です。

補色というのは色相を環状に配置した「色相環」において反対の位置にある色のことです。

色相環

オレンジの枠内が反対側同士、つまり補色同士となります。

特徴として補色を加えていくとお互いを打ち消す効果があるんです。

つまり、赤みを取り除きたい場合はレッドの補色であるシアンを加えることによって赤みを減らしていってるんですね。

カラーバランスは補色を使うことで画像のカラーバランスを補正する機能といえます。

 

ポイント ここ重要!

【輝度を保持】機能について

カラーバランスのパネル左下には「輝度を保持」というチェックボックスがあります。

ここにチェックを入れると画像の輝度(明るさ)を保持したまま画像を補正できます。

最初のうちはここにチェックを入れた状態で補正するのが良いでしょう。

 

まとめ

カラーバランスは全体的な色味を調整したい場合にとっても便利な機能です。

簡単な操作で補正できるので、まずはカラーバランスで補正してみて細かい部分は他の調整レイヤーを使う感じでもいいでしょう。

ポイントは中間調・シャドウ・ハイライトを上手く切り替えてみることです。

色々な画像を調整して慣れていけば、画像を開いただけでどんな感じに調整すればいいか感覚的に身についてきます。

今日はこのへんで。

それではまた!

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