こんにちは、トーモです。
今回はPhotoshopの使い方【初心者編】第12回目です。
引き続き「レイヤー」についてご紹介していきたいと思います。
前回までの記事はこちらです。
#10「レイヤーについて その1」 【Photoshopの使い方 初心者編】
#11「レイヤーについて その2」【Photoshopの使い方 初心者編】
今回は「レイヤー効果(レイヤースタイル)」についてご紹介していきます。
レイヤー効果とは文字や図形、その他のオブジェクトに簡単に特殊効果をつけることができる機能です。
この機能を使いこなすことで、仕上がりのクオリティを格段にあげることができる欠かせないものになります。
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レイヤー効果(レイヤースタイル)の使い方
レイヤースタイルを使うにはレイヤーパネル上で適用したいレイヤーを選択した状態で、レイヤースタイルダイアログを開きます。
レイヤースタイルダイアログ

レイヤースタイルダイアログの開き方にはいくつか方法がありまして、
- レイヤースタイルの効果をつけたいレイヤーをダブルクリックする
- 右クリックを押してメニューを表示しレイヤー効果を選ぶ
- レイヤーパネル下部のアイコンをクリックする
僕はいつもレイヤーパネル下部のアイコンをクリックしてダイアログを開いています。
↓右クリックでメニューを開く場合

↓レイヤーパネル下部のアイコンを選ぶ場合

やりやすい方法でダイアログ開いてください。
レイヤー効果には様々な種類がありますのでみていきましょう。
レイヤー効果(レイヤースタイル)の種類
レイヤー効果には次の種類があります。
- ベベルとエンボス 文字や画像に立体感を出します。
- 境界線 文字や画像に境界線をつけます。
- シャドウ(内側) 文字や画像の内側に影をつけます。
- 光彩(内側) 文字や画像の内側に光をつけます。
- 光彩(外側) 文字や画像の外側に光をつけます。
- サテン 文字や画像にツヤ出し加工のような効果をつけます。
- カラーオーバーレイ 文字や画像を選択したカラーで塗りつぶします。
- グラデーションオーバーレイ 文字や画像をグラデーションで塗りつぶします。
- パターンオーバーレイ 文字や画像をパターンよぶ模様や柄で塗りつぶします。
- ドロップシャドウ 文字や画像に影をつけます。
文字で読んでもイメージが湧きませんので、実際にレイヤー効果をつけた例をあげてみていきましょう。
一度に全部はご紹介しきれないので、ここでは特によく使うと思う「ベベルとエンボス」、「境界線」、「ドロップシャドウ」を使ってみます。
レイヤー効果をつけるのは「レイヤーについて その3」というテキスト(文字)です。今回のアイキャッチ画像ですね。下の画像はまだ何も効果を適用していない状態です。

ベベルとエンボス
文字や画像に立体感を出したい時によく使います。
では早速テキストにベベルとエンボスのレイヤー効果をつけてみましょう。まずレイヤースタイルダイアログを開きます。次にベベルとエンボスを選択します。

真ん中の大きなオレンジ枠の中は適用したベベルとエンボスに関する設定です。ここの数値や項目を変えることで、見た目や適用量を調整することができます。右の「プレビュー」にチェックをいれておけば適用後の状態がリアルタイムで確認できるので便利です。
ちなみにデフォルトの数値でベベルとエンボスが適用された状態です。

どうです?文字が立体的になりましたね。
使用されているレイヤー効果は左側の一覧にチェックが入ります。レイヤー効果はひとつだけしか適用できないわけではありません。複数を同時に適用することも可能です。左側のの一覧を見ればどんなレイヤー効果が使われているのかすぐに分かります。
境界線
続いて境界線をつけてみましょう。文字を目立たせたり色々な用途でよく使います。
レイヤースタイルダイアログから境界線を選びます。

先ほどのベベルとエンボスと同じように、今度は境界線の設定画面が表示されます。サイズとは境界線の幅の大きさ(太さ)です。サイズ3px(ピクセル)、カラーは白でつけてみました。Photoshopの色々な設定にあるサイズは基本的にピクセル単位で表示されます。

ちょっと背景も白っぽいので分かりにくくてすいません(;^_^A 「レイヤーについて その3」という文字の外側に白い境界線がついたのが分かります。
背景と同系色の境界線をつけることで、さり気ない感じになります。逆に違う色を使うともっと目立たせることができます。
境界線の色を緑に変えてみるとこんな感じです。

ちょっと、どぎつい感じになっちゃいました。色を変えるだけでもこんなに印象が変わります。境界線の場合は背景の色と文字自体の色を考慮して、どんな雰囲気に仕上げたいか考えて決めると良いでしょう。プレビューで確認しながら変更できるので、たくさん試してこれだ!っていうのを見つけて選びましょう。
ドロップシャドウ
ドロップシャドウは文字や画像に影をつけるレイヤー効果です。これもよく使います。僕はPhotoshopを始めた頃にこの機能を知ってすごいワクワクしました。こんな簡単に影をつけれるんだ!って感じ、嬉しくてたくさんつけたのを覚えていますw 影をつけるだけで印象がずいぶん変わるんです。
レイヤースタイルダイアログを開いてドロップシャドウを選びます。

ベベルとエンボス、境界線と同じようにドロップシャドウの設定が表示されます。
「距離」・「サイズ」を変更することで影の大きさを変えたりぼやかしたりできます。「角度」は影を伸ばす方向です。「不透明度」を変えると影を濃くしたり薄くしたりできます。
不透明度70%で影をつけた画像です。

右下の方向へ影がついたのが分かります。実際のアイキャッチ画像は影をもう少し薄くして(不透明度40%)あります。あまり影が濃いとキツイ印象になるので注意です。
レイヤースタイルを何もつけていない状態とベベルとエンボス・境界線・ドロップシャドウをつけた状態のものを見比べてみましょう。

全然違う感じになりましたね!
レイヤーパネル上ではどのようになっているのかというと、

「レイヤーについて その3」という文字の下に「効果」ベベルとエンボス・境界線・ドロップシャドウが付いています。レイヤー効果がついている場合、右側にfxのマークが付きます。効果の横には目のマークがありますが、ここをクリックすると効果の表示・非表示が切り替えられます。
レイヤー効果を保存する
よく使うレイヤー効果は保存しておくと便利です。
レイヤースタイルダイアログから簡単にレイヤースタイルとして保存できます。ダイアログを開いて「新規スタイル」をクリックします。あとは名前をつけて保存するだけです。

保存したレイヤースタイルは、レイヤースタイルダイアログの右側上のスタイルをクリックすると一覧が開きますので、そこから選べばいつでも使うことができます。


まとめ
レイヤー効果(レイヤースタイル)についてご紹介しました。
全てはご紹介できませんでしたので、また別記事でさらに詳しい使い方について書いていきたいと思います。
今回はまだ初めてなので、こんな機能があるんだっていうのを知るくらいでOKです。ここでご紹介したベベルとエンボス、境界線、ドロップシャドウはよく使いますので、実際に同じように操作してみて感覚で覚えてみて下さい。
全部を完璧に覚える必要はありません。少しずつ慣れながら習得していきましょう。
今日はこのへんで。
それではまた!