「メルカリでたくさん売れたからネットショップをやろう!」
「よしネットショップも完成したしどのくらい注文くるかな(ドキドキ)」
・・3ヶ月後・・
「全然注文こないよ!」
割とよくあるパターンだと思います。
とはいえ始めたばかりのネットショップが全然売れないのは当たり前なので問題ありません。
今回紹介する『売れない原因』を理解して改善していけば必ず売れるようになります。
僕は個人で15年ほどネットショップを運営しています。
やはり始めたばかりの時はほとんど売れませんでしたが、1年ほどで月商100万円を超えることができました。
最初の売れない時期にあきらめてしまうのはもったいないですので是非参考にしてください。
目次
始めたばかりのネットショップが売れない理由
どのショップにも当てはまる理由はこちらです。
■お店が認知されていない(誰も知らない)
■セールス力が足りない
間違いなく理由はこの2つです。
逆にいえばこの2つが成功していたら必ず売れます。
お店が認知されていない(誰も知らない)
一番大きな理由は『お店が認知されていない』ということ。
誰もお店の存在を知らないので売れるはずがありません。当たり前のことではあるんですが、でも『ネットショップが出来たら売れるだろう』と考えてしまうオーナーさんは多いです。特にプロに依頼して作った場合など。
「メルカリやヤフオクなどでは売れてたのに・・」という場合もあるかもですが、それはメルカリやヤフオクがあらかじめ大勢の人を集客してくれているからあなたの商品が人目についただけです。
人目につかなくては商品がどんなに良くても売れません。
路上ライブでめちゃめちゃ良い曲を歌っていたとしても全国的には無名な状態と同じです。
少しずつ多くの人に知ってもらって売上をあげていく流れが必要になります。
セールス力が足りない
あなたが初めてネットショップをスタートさせたのであれば『セールス力』が足りません。
前職がWebマーケティング関連だったとか、企業でネット販売の経験があるとかなら別ですが、未経験なら『ネットでモノを売ることは素人』です。
リアル店舗ではずっとやっていたという場合でも、リアルとネットでは別のスキルが必要なのでゼロからのスタート。
ここでいうセールス力とは例を挙げるとこういったスキルです。
■買い物がしやすいサイト作り
■商品写真のクオリティ
■思わず買いたくなるセールスライティング(文章力)
他にもありますがネットで売れるようになるにはこういったスキルがある程度備わっている必要があります。
売るためにやるべきこと【まず重要なのは集客】
ネットショップを始めたばかりの時、まず重要なのは集客です。
どんなに良い商品・良いショップであっても人が集まらないと売れないですし、改善すべきポイントも分からないからです。
ネットショップですから集客もネットでおこないます。
■SEO
■SNS
■インターネット広告
上記以外にも方法はありますが、始めに押さえておきべき方法はこれらです。
SEO
SEO(エスイーオー)とは『Search Engine Optimisation』の略で『検索エンジン最適化』という意味です。
ここで「???」になってしまうかもですが、これが一番重要なので頑張ってついてきてください。
ネットで商売をするならSEOと一生付き合っていくことになりますので。
例えばお茶を販売するショップを運営していたとします。
お茶をネットで買いたい人はGoogleなどで『お茶 ネット通販』というように検索しますよね。
すると検索結果にお茶を販売しているネット通販のお店が表示されます。
ここで少しでも上位に自分のお店が表示されるように施策することをSEOといいます。
ある調査によると検索順位のクリック率は次のような感じです。
■2017年の検索順位別クリック率(1ページ目)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1位 :21.12%
2位 :10.65%
3位 : 7.57%
4位 : 4.66%
5位 : 3.42%
6位 : 2.56%
7位 : 2.69%
8位 : 1.74%
9位 : 1.74%
10位: 1.64%
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
同じ1ページ目に表示されたとしても1位と10位ではクリックしてくれる割合に大きな差がでます。
もし2ページ目・3ページ目以降だったらほとんどクリックしてくれないでしょう。
SEOについては専門の書籍を数冊勉強すれば基本的な知識は十分身につきます。無料でおこなえるのもメリットです。
SNS
SNSとは『ソーシャル・ネットワーキング・サービス』の略で人と人が簡単に繋がれるインターネット上のサービスです。
■ツイッター
■インスタグラム
■YouTube
どれも無料で始めることができるにも関わらず、やり方次第ではもの凄い多くの人を集めることができます。
個人的にはツイッターがおすすめですが取り扱う商材やターゲットによっては他のSNSが有効な場合もあります。
今までまったくSNSをやったことが無い場合はまずは関連本を1冊読んでみましょう。
インターネット広告
上記の2つと異なり有料で人を集める方法です。
主なものは次のとおりです。
■PPC広告
■アフィリエイト広告
PPCとは『Pay Per Click』の略で1クリック毎に支払うという意味。
検索エンジンの検索結果画面で表示される広告で、広告の表示には料金がかからず、ユーザーがクリックした回数分だけ広告費が発生する仕組みです。
つまりSEOでは色んな対策をしたうえで検索上位への表示を目指しますが、PPC広告ならお金さえ支払えばすぐに検索上位(広告枠)に表示してくれるんです。
アフィリエイト広告とは『アフィリエイター』とよばれる第三者に自分の商品を紹介してもらう仕組みです。
たとえばブログを書いているアフィリエイターに、そのブログで自分の商品への広告リンクを貼って紹介してもらいます。
アフィリエイト広告の特徴は『成果報酬』ということ。
広告がクリックされるだけではなく、そこから購入が完了した時点で広告費を支払うことになります。
まずはSEO・SNSからの集客を目指す
3つの集客方法を紹介しました。SEO・SNS集客は無料でおこなえてインターネット広告は有料になります。
ネットショップのスタート直後はSEO・SNSから取り組むべきです。
理由はこちら。
■無料でおこなえるので初期投資を抑えられる
■集客を伸ばしながらショップ内容も改善できる
SEOもSNSも無料で取り組むことができます。その分時間はかかりますが運営を安定させるためにはこの2つからの集客は必須です。
SEOはページがGoogleから評価されて検索上位に表示されるまでに少なくとも3ヶ月はかかります。ネットショップ全体をある程度上位にもってくるには半年~1年くらいはみておくといいでしょう。
SNSの場合はやり方次第ではSEOよりも早く人を集めることができます。それでも半年くらいは必要かなと。
SEOもSNSもある程度時間がかかるため、その間にショップ内容を改善できます。
「人は集まっているのに売上にいまいち結びつかない」
という壁に当たると思いますのでショップの導線や商品写真・文章など改善していきましょう。
そのあたりについてはこちらの記事をご覧ください。
売上が伸びて運営が安定したらインターネット広告を導入する
インターネット広告は運営が安定してきたら導入しましょう。
資金に余裕がある場合は別ですが、そうではない場合にいきなり広告に出稿するのはおすすめしません。
■広告に頼ってしまいSEO・SNSがおろそかになる
■資金繰りが厳しくなる
■開業直後だとショップ内容が未熟で広告効果が薄い
上記の理由からスタート直後の広告出稿は避けたほうがいいです。
PPC広告だと商材にもよりますが僕の経験上、1件受注するのに数千円の広告費になることはよくあります。
アフィリエイト広告の場合は月額費用が4~5万円ほどかかる場合が多いです。
まとめ
始めたばかりのネットショップが売れないのは当たり前という理由と対策について紹介しました。
「ネットショップが出来上がったから売れるだろう」
というのは残念ながら幻想です。
ネットショップを作り上げるだけでも大変なので完成したら期待しちゃう気持ちは分かりますがそこからがスタート。
逆にいえばSEO・SNSからの集客が安定してくれば黙っていても注文がくるようになりますので。
それまではコツコツと着実に積み上げていきましょう。
月商100万円を目指す方法についてこちらの記事で詳しく紹介しています。
今日はこのへんで。
それではまた!