ネットショップの売上の増減は次の3つから成り立っています。
■訪問者数(アクセス数)
■コンバージョン率(成約率)
■客単価
計算式でいうとこんな感じです。
つまりこの3つをアップすることができれば自ずとネットショップの売上もあがるというわけです。
今回はコンバージョン率(成約率)をアップさせる方法について紹介します。
3つの中だとコンバージョン率のアップが一番やりやすいですし短期間でも結果に繋がります。
コンバージョン率とはネットショップに訪れてくれたお客さんが購入まで至った割合のこと。
ここが改善されるだけで売上がグッとアップしますので。
訪問者数(アクセス数)に関してはこちらの記事で詳しく書いています。
またネットショップで月商100万達成する方法についてもぜひご覧ください。
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目次
ネットショップのコンバージョン率の平均ってどのくらい?

ネットショップのコンバージョン率の平均ってどのくらいでしょう?
概ね1%くらいといわれています。
つまり100人がショップに訪れたら1人が購入してくれる割合です。
たとえばすでに2%あるのであれば、そこを改善して3%にあげていくみたいな。
単純にコンバージョン率が2倍になれば売上も2倍になりますので改善する意義は高いです。
ネットショップのコンバージョン率アップに欠かせない3つの要素とは?
コンバージョン率のアップに欠かせない超重要な3つの要素はこちら。
■ユーザビリティに優れているか
■魅力的なセールスができているか
■信頼できるお店かどうか
ユーザビリティに優れているか
ユーザビリティとは「使いやすさ」のことです。
お客さまがネットショップで迷わず欲しいものを見つけられるか。必要な情報がすぐ目に入るかなど。
ポイントとしては次のとおりです。
■サイトデザインが見やすく買いやすくなっているか
■入力フォームはシンプルかどうか(カゴ落ち防止)
■PC用・スマホ用で表示を変えているか(レスポンシブデザイン)
■送料・発送・手数料・返品などの情報はすぐ分かるか
■支払い方法は充実してるか
よく勘違いしちゃうのが『洗練されたデザイン』や『かっこいいデザイン』が良いデザインだと思っちゃうこと。
ネットショップのデザインは見た目よりも導線のほうが圧倒的に大切です。
お客さまは自分が欲しい商品がパッと見つからなければすぐに離脱してしまいます。
時間をかけてすみからすみまで見てくれる人はいません。
ショッピングカートの入力フォームが複雑だったり分かりにくいとせっかく買い物カゴへ入れてくれても購入せず離脱しちゃいます。
いわゆる『カゴ落ち』です。
このカゴ落ちって実はかなりの割合があってその分損失になっています。
レンタルのショッピングカートを利用している場合は入力項目などカスタマイズできることがほとんどですので、必要最低限の入力で済むようにしましょう。
また送料や手数料など明確に表示しておくことも大切です。
2018年7月のある調査によると、ネットショップを利用するデバイス(機器)は次のとおりだそうです。
スマートフォン(33.1%)
これは全体の数字でして、20代だけに絞るとスマートフォンの利用率が50.4%と半数を超えます。
年々スマートフォンから購入する人が増えているのが現状。
あなたもお分かりのようにスマホからPC用のネットショップをみるとめちゃめちゃ見づらいですよね。
横にスクロールしたり拡大したり。
もしもまだネットショップがスマホ対応していないようでしたらすぐ検討したほうがいいです。
買い物に重要な送料や返品などの情報ですが、どこに書いてあるのか分かりにくいショップさんってけっこうあります。
これらの情報は買い物をするうえでの不安を解消させる大切なもの。
僕の経験上ですがお客さまはびっくりするくらい情報を見てくれません。
そのため『買い物カゴに入れる』ボタンの近くに『送料・返品についてはこちら』のようなリンクを設置したり工夫するのがポイント。
事前にきちんと情報を伝えられれば先ほどのカゴ落ちなども減らすことができます。
支払い方法は用意できるだけ用意したほうがいいです。
一般的には『クレジット決済』が一番多いでしょう。次に『後払い』や『代金引換』など。
ただお客さまによっては『振込』が良かったり、『キャリア決済』や『コンビニ決済』が良いという人もいます。
「この決済方法は使う人いないだろう・・」みたいな先入観で選ぶのではなく、用意できるものは全て用意する気持ちで。
自分が利用したい決済方法が無い場合、購入をあきらめる人のほうが多いです。
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魅力的なセールスができているか
ネットショップではリアルと違って接客ができないため、文章(テキスト)や写真などを使ってセールスします。
ショップ運営者は自分の商品なので商品知識も豊富でよくわかっていますが、お客さまは全然商品について知らないことがほとんど。
その商品を購入したらどんなメリットがあるのか。何が解決されて満たされるのか。
これらはしっかり伝えないと伝わりません。
魅力的なセールスのポイントは次のとおりです。
■セールスライティングを活用しているか
■商品写真は充実しているか
■動画・イラストなど使う工夫をしているか
セールスライティングとは文字通り『売るための文章』です。
単に機能や価格といった表面的な情報だけを書くのではなく、商品を購入することによってどんな価値が手に入るのか伝えましょう。
思わず気になってしまう『キャッチコピー』も重要です。
単なる商品説明だけになってしまっているショップさんは多いです。
特に個人で運営している場合は説明文をつくるのはオーナーさん。
「自分は書くことが苦手だから・・」
というケースも多いはず。僕もそうでした。
そういう人こそセールスライティングを勉強して取り入れてみて下さい。劇的に購入率が変わりますよ。
実際に商品を手にすることができないネットショップでは商品写真は欠かせません。
正面1カットだけじゃなく、いろんな角度から撮影したり、実際に使っている場面の写真など多く掲載しましょう。
もちろんクオリティの高い写真であることは大切ですが、それ以上にお客さまの疑問を解消する写真ということが大切です。
最近では動画やイラストを取り入れているショップさんが増えています。
とはいえまだまだ少ないです。
特に動画はこれからの時代欠かせないものになるでしょう。
今でもバナー広告で動画タイプのものが増えてきました。やはり動画だと短い時間でもストーリを見せることができるのが強いです。
実際に商品を使っている動画など15秒ほどでも掲載するだけで効果大です。
YouTubeならサイトに簡単に埋め込めるのでおすすめ。動画もスマホで簡単に撮れますし。でもやってるところは少ないのでこれはチャンスです。
イラストも自分で描けなくてもココナラなどを利用すれば数千円で仕上げてくれます。
4コマ漫画など取り入れても面白いですよね。イラストがあると読み手の好感がアップしますし、他のお店との差別化にも繋がります。
信頼できるお店かどうか
お客さまは初めてあなたのネットショップを利用する場合は不安でいっぱいです。
「ちゃんと商品が届くのだろうか・・」
「何かあったとき対応はしっかりしてくれるのかな・・」
こういった不安を解消してあげるためには、あなたのお店が信頼できるかどうかが重要。
■店長の写真が掲載されている
■住所が明記されている。
■電話番号が目立つ場所に記してある
■お客さまのレビューが掲載されている
■トラブル時の対応について具体的に紹介している
このあたりはお店の信頼を高めるために必須です。
住所や電話番号は特定商取引法に基づく表記に書かれているだけでは不足です。そこは見ない人が多いから。
しっかり全ページに明記するようにしましょう。
お客さまのレビューも重要です。バズ部の計測によると、
商品のレビューがあるかどうかによって、コンバージョン率に42%の開きがあった。
このようにお客さまのレビューはコンバージョン率アップに欠かせません。
まとめ
ネットショップのコンバージョン率アップに欠かせない3つの要素を紹介しました。
もう一度まとめると、
■ユーザビリティに優れているか
■魅力的なセールスができているか
■信頼できるお店かどうか
以上の3つです。
改善すべきポイントは多いですができるところから少しずつやっていきましょう。
冒頭でも述べましたがコンバージョン率は集客や客単価に比べアップしやすいのでおすすめです。
訪問者数(アクセス数)に関してはこちらの記事をどうぞ。
またネットショップで月商100万達成する方法についてもぜひご覧ください。
今日はこのへんで。
それではまた!