ネットショップのオーナーでブログを書いて売上アップに繋げたい方は多いと思います。
また、すでにブログを書いてはいるけど思ったように売上に結びつかないというパターンも多いかと。
この記事でお伝えしたいのは、
ネットショップのブログで書くべき内容
についてです。
ブログというのは書く内容によって「日記」にもなれば「メディア」にもなります。
当然ネットショップのブログが目指すべきものは「メディア」です。
僕は15年ほどネットショップを運営していますが、これまで文字を書くことへの苦手意識からブログはやっていませんでした。
ところが、1年前からブログを書き始めたところ半年で売上が約2倍になったんです。
これはまさにブログの「メディア化」を意識して書いたことによる結果でした。
もしあなたが、
これからブログを始めてみようと考えていたり、
すでにブログを書いているけど思うように売上に結びついていない、
という場合は必ず参考になると思いますので、ぜひ読んでみてください。
ちなみブログを書こうか迷っているのであれば、まずはこちらの記事をチェックしてみてください。
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目次
ネットショップのブログが目指すのはメディア化

「メディア化って言うけど、そもそもメディアってなに?」
あなたはそう思われたかもしれません。
まずは目指すべきメディアについてどういったものか理解しておく必要があります。
でないとそれを作り上げることはできません。
ここでいうメディアというのは、
新聞・テレビ・ラジオなどの情報媒体
という意味です。
誰しも情報を求めて新聞・テレビ・ラジオを利用します。
テレビ・ラジオなどは「ただ楽しむため」という場合もありますが、それもある意味楽しい情報を求めてるといえます。
メディア化して多くの見込み客を集客するのが最大の目的
ではあなたのブログが新聞・テレビ・ラジオのような存在になったらどうなるのでしょうか?
そうなると、
たくさんの人があなたのブログを見に訪れます。
たくさんの人が集まってくれれば、その中からあなたのショップにアクセスして購入してくれる人も出てきます。
つまりブログをメディア化する最大の目的は、
集客
です。
大切なので大きな文字で書いてみました(笑)
当然ですが、ただ漠然と書いていても人は集まりませんし、集まったとしてもあなたの商品に興味の無い人ばかりでは売上に結びつきません。
なのでブログに書く内容というのがとっても重要になってくるんです。
よくネットショップのブログで書かれるのが、
店長の運営日誌
スタッフ日誌
のような内容です。
日々の運営で起きた出来事や、商品・スタッフの紹介などを中心に書いていく感じですね。
このコンテンツだと残念ながら売上に結びつくのはかなり難しいです。
その理由は・・。
日誌形式は内向けに発信する内容だから
です。
発信には「内向け」と「外向け」があります。
内向けとは既にあなたのお店を知っている人へ向けた発信。
外向けとはまだあなたのお店を知らない人へ向けた発信。
ここ重要です!
つまり日誌形式だと、既にあなたのお店を知っている人や興味をもっている人に対しては面白い内容になるけれど、まだあなたのお店を知らない人にとってはどうでもいいことなんです。
→集客はまだあなたのお店を知らない人に向けて発信することで達成されます。
外向けの発信こそがメディアなんです。
ネットショップのブログで書くべき内容とは?売上が2倍になった書き方

では外向けの発信とはどういった内容を書けばいいのか?
ここから本題です。
僕は外向けの発信にこだわってブログを書いた結果、わずか17記事で半年で月2万5,000pvのアクセスが集まるようになりました。
ユーザー数でも20,000人超え。
これだけ人が集まればそれは売上があがるってものです。
僕が意識して書いたポイントが2つだけあります。
恐らくどんな商材でもこの2つを意識するだけで効果が出ると思います。
詳しくみていきましょう。
まずは自店の商品については書かない決断をする
1つめのポイントです。
自店の商品については書かない決断をしてください。
「え!?自分のショップブログなのに商品について書いちゃいけないの?」
そう思われて当然ですが、これ重要なポイントです。
実際、僕が書いたブログには1つも自分の商品については書いていません。
ゼロです。はい、皆無です。
というのも、ブログに訪れた人は何らかの理由をもってたどり着いています。
それは大抵『なにか分からないことを解決するために』きてくれています。
そういう人たちは、いきなり商品を勧められたり宣伝されるのを嫌がります。
ブログに貼ってある広告が毛嫌いされるのと一緒です。
扱う商材について読んだ人が役立つ内容を書く
2つ目のポイントです。
あなたのショップが扱う商材について、読んだ人が役立つ内容を書いてください。
たとえば、
犬専門のグッズを扱うショップだとします。
その場合、こういった内容の記事を徹底して書いていくのがおすすめです。
「飼ってるチワワが熱中症に!?実は人間より危険な真夏の暑さ。その対策とは?」
「愛犬の食欲が最近落ちてる・・。そんな時はこれが原因かも!?」
「ワンちゃんの散歩時にあると便利なグッズ3選!散歩がさらに楽しくなります」
イメージ湧きますでしょうか?
つまり、犬専門のグッズを扱うショップだったら、ワンちゃんに関わることでみんなが悩んでることや役立つことに関してのみ書いていくんです。
ここでもしそれらの問題を解決するのに自分の扱う商品におすすめのものがあったとしても・・。
自分の商品を記事中に掲載するのはNGです。
それには大きな理由があって、
自分の商品を宣伝し始めると、カンのいい読者は気づきます。
「なんだ・・、結局自分の商品を売りたいのね」みたいに。
それだと読者との信頼関係を築けません。
大切なのは読者の役に立つ内容をひたすら書いて、読者との間に信頼関係を築くことです。
「じゃあさっきの例えに出てきたグッズ3選とかは誰の商品を紹介すればいいの?」ってなりますが、僕でしたら他社の商品を紹介します。
ここは意見が分かれるところですが、あくまでも読者との信頼関係を築くことを最優先するためです。どこの商品だろうと紹介して良いのがメディアの特性でもありますし。
たくさんの人が集まるようになって信頼関係を築けたら、少しずつ自分の商品を紹介していきます。
有益な情報をブログで書き続けると読者からの信頼を得られる。
自分の利益は度外視に、ひたすらに読者に有益な情報を書き続けると読者からの信頼を得られるようになります。
くどいようですが、まずはたくさんの人を集めて信頼を得ていくのが最重要です。
信頼が高まると書き手の権威性が増す
では信頼が高まっていくとどうなるのでしょうか?
一言でいえば、『書き手(つまりあなた)の権威性が増していきます』。
権威性というのは、「この人が言っていることは正しい」と思わせる力です。
たとえばお医者さんのような専門家に対して感じるアレです。
「この記事のおかげで問題が解決した!なんて詳しい記事なんだろう」
「そういう考えで良かったのか!自分の気持ちを見透かされたような記事だなぁ」
こんな感じで読者に役立つ記事を増やしていくと、読者は信頼してあなたに対して権威性が働いていきます。
もちろん、見せかけの記事じゃだめです。あなたの経験と知識をフルに活用して読者を納得させる内容が必要になります。
ブログへの信頼はお店への信頼に変わる
読者が記事の内容に満足してくれると、「どんな人が書いているんだろう?」と思う人が出てきます。
もしそれが専門店の店長が書いた記事だと分かればどうなるでしょう・・?
ブログへの信頼がお店への信頼に変わります。
「こんなに良い記事を書いてる人のお店はきっと役立つものを売ってるんだろう」
「なんだかこの人のお店から買ってみたくなったなー」
みたいな流れです。
これはある意味自然な流れです。
誰が書いた記事なのかは明確にしておく

それでは最後に大切なことをもうひとつ。
読者に役立つ記事をガンガン投入していくなかで、
誰が書いた記事なのかは明確にしておきましょう。
これを明確にしておかないと、どんなに人が集まってくれてもお店の売上に繋がりませんので(笑)
明確にするポイントは次のとおりです。
■ブログにプロフィール記事を作成して、あなたがその商材の専門店の人だとアピールする。
■各記事の冒頭か末尾にあなたについてチラッと書いておく(〇〇専門店の✖✖です。みたいに)。
■アピールした部分には自分のショップURLを載せておく。
これだけです。
専門家が書いたものだと分かれば、記事の内容への信頼度も高まります。
ショップへのURLさえ記載しておけば、あなたに信頼をもった読者はショップへも訪れるようになってくれます。
しかも訪れた人はかなりの購買意欲の高い見込み客。
あなたの有益な記事が育て上げた貴重なお客さまです。
その流れが構築できれば当然売上もあがるというわけですね。
ブログを書くとなぜネットショップの売上があがるのか?についてこちらの関連記事もご参考ください。
まとめ
僕が実際にショップの商材に特化したブログを書き始めて、半年で売上が約2倍になったポイントを紹介しました。
ここで書いた内容を実践するだけで、恐らくほとんどの商材で再現性は高いと思います。
ただ、ひとつ注意点を。
僕の場合は17記事で多くのアクセスを集めるブログに育ちましたが、これは扱う商材・ジャンルによって変わってきます。
僕の扱う商材はネット集客の競争があまり激しくない業界でしたので、少ない記事で早く結果に結びつきました。
もしあなたの商材がネット集客の猛者が多いジャンルだったら、もっと多くの記事と時間が必要になるでしょう。
とはいえ、他の記事にも負けない良質な記事を提供し続ければ、100記事・約1年くらいで効果は実感できるはずです。
もう一つ、あなたの記事が検索で見つけやすくなるようにSEOを意識して書くことも大事です。
これについては長くなりますので別記事でまた紹介しますね。
今日はこのへんで。
それではまた!