こんにちは、トーモです。
僕は2004年からネットショップの運営をしています。
現在では3つのネットショップを運営し、他の会社さんのネットショップも2つ立ち上げた経験があります。
もともとPhotoshopを始めたのも、ネットショップを作りこんでいく上で商品写真やバナーなど画像編集が欠かせなかったから。
ネットショップを開業するということはPhotoshopを使って稼ぐ方法としておススメのひとつです。
なぜなら売れるネットショップをつくるには魅力的な写真をたくさん載せることがとっても効果的なんです。
Photoshopが使えればそれができちゃいます。
それにネットショップはやってみると楽しいですよ!
自分が考えた商品が売れたときの充実感といったらすごいです。セール企画や値付け、なんでも自分の思い通りに決めてトライすることができます。
「ネットショップを開業したいけど自分にもできるのかな?」
「ちゃんと売れて利益がでるのかな?」
そんな疑問をもたれるのも当然です。
ネットショップをオープンさせることは日に日に簡単になってきています。
僕が初めてオープンさせた2004年はまだまだネットショップが浸透し始めた頃で、開業させるには色々な知識・準備が必要でした。
特にHTMLなどホームページを作るスキルは必須で、そういったスキルがある程度身についていないと難しかったです。
でも今ではホームページを作るスキルはそれほど重要ではありません。ブログを書くような感覚でショップを作りこめるサービスで溢れているからです。
もちろんデメリットもあります。良いことずくめというわけではありません。
ここではネットショップを開業するときのメリット・デメリットについて僕の経験から感じることをご紹介したいと思います。
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目次
ネットショップを開業するメリットとは?
低予算で開業できる
なんといっても一番のメリットはこれです。
実店舗でショップをはじめるとなると家賃や什器、光熱費などかなりの資金が必要になります。
始めるとなると何百万円もかかるでしょう。
でもネットショップならサーバー代やドメイン代、ショッピングカートのレンタル代程度で始められるため、実店舗に比べてとっても安価にスタートすることができます。
サーバー代とはネットショップをインターネット上に設置する家賃のようなものです。月額数百円~1,000円程度で借りられます。
ドメイン代とは住所のようなものです。このブログなら「https://toomolife.com」になります。これは年間でも1,500円程度。
ショッピングカートはネットショップで買い物ができる機能で、これも月額1,000円程度から借りることができます。
全部合わせても10,000円もかからずスタートできます。
また、いまでは無料でネットショップが開設できるサービスも増えてきています。無料といっても内容も充実。
たとえば「BASE」、「BiND Cloud」、「Stores.jp」など使えば無料ですぐにオープン可能です。
開業資金も低予算でできますが、運用資金も低予算なのがメリットです。
実店舗のような多額の固定費がかかりません。
在庫だって商材によっては受注してから取り寄せることもできます。実店舗じゃ無理ですよね?商品がないお店なんて嫌ですw
お金がかからずできるってことは、失敗してもリスクが少ないということです。
個人でも勝負できる
ネットショップは個人でも勝負できます。低予算でできるのもひとつの理由ですが、ネットショップなら大企業ができないサービスなども個人ならではのフットワークの軽さでおこなうことができ、それが差別化に繋がって十分勝負できるからです。
例えばお客様とはメールでのやり取りになりますが、大企業ができないようなきめ細かい対応も可能です。
商品の使い方、それを使ってどんなメリットがあるのか、お客様ひとりひとりに合ったものをご提案したり、購入後もサポートしたりなどなど。
手間をかけることができるのは個人ならではです。
全国のお客様を相手に商売ができる
ネットショップは日本全国どこからでもアクセス可能です。僕は埼玉で営業していますが、今までに北海道から沖縄、離島を含め全国すべての都道府県のお客様に商品をお届けしています。
配送も今はホントに充実していて、遠距離でも翌日に届いちゃいます。
また海外への発送もできますので、商材によっては世界中の人へ販売するチャンスもあります。
24時間365日売れるチャンスがある
ネットショップは夜中でも定休日でも注文を受けることができますので、24時間365日売れるチャンスがあります。朝起きて寝ている間に注文がはいっているなんてこともしょっちゅうです。
もちろん注文への対応は営業時間内におこなえばOKなので、ひっきりなしにパソコンの前にいる必要もありません。
僕は学生の頃、コンビニでバイトしていたことがありますが、実店舗で24時間365日営業するってホントに大変です。
そのコンビニの店長さんはフランチャイズのオーナーでしたが、自分がいない時のトラブルが心配で旅行にも行けないとおっしゃってました。
趣味や得意なことを活かせる
ネットショップは全国のお客様を相手に商売ができますので、いわゆる「ニッチ」な商材が逆に強みになります。
ニッチとは「すき間」という意味で、大企業が進出しないマニアックなものです。
一般的な商品でなくても、全国探せば必ずファンの人がいます。そういったファンの心を掴むような商品を提供できれば、リピーターになってくれます。
自分の趣味や得意なことを活かせれば強みになります。
ネットショップを開業するデメリットとは?
競合が多い
先ほどネットショップを開業するメリットについてご紹介しましたが、一言でいえば「誰でも簡単に始められる」ということです。つまり参入障壁が低い。
これほど成長したネットショップ業界ですから、どんな商品でもそれを売るショップが存在すると言っても過言ではありません。
完全なオリジナル商品でない限り、全国にあるショップと必ず競合することになります。
当然それらの競合店より勝っている部分、自分のショップから購入してもらうメリットがなければ安定した売り上げを確保することが難しくなります。
集客する必要がある
ネットショップをオープンさせることは簡単ですが、人が集まらなければ商品は売れません。
自分の販売する商品に興味がある人、それを欲しいと思ってくれる人をそれなりの人数集めなくてはなりません。
ひとつの目安としては100人集まれば1つ商品が売れる感じです。
コンバージョン率といって、一つの注文をとるために何人集める必要があるかという数字です。100人で1つ売れれば「1%」ということになります。
もちろん扱う商材によっても変わってきますが、実際は1%以下なんてざらです。3%もあればかなり優良な売れるショップだといえます。
ということは、仮に1%だったとして1日に5件の注文をとるには500人もの人を集めなくてはなりません。
集客するには「検索からの流入」、「SNSからの流入」、「ネット広告」がメインになります。ネット広告は即効性がありますが費用がかかります。
「検索からの流入」や「SNSからの流入」は費用はかかりませんが時間がかかります。
扱う商品がよほど希少性の高いもの、日本で売っていないとか競合が少ないとかじゃない限りは、オープンして実際に売れるまでは数ヶ月単位は必要になってきます。
一人でいろいろな業務をこなす必要がある
ネットショップを運営するためには様々な業務をおこなう必要があります。
ネットショップをつくることはもちろん、受注管理、お客様へのメール対応、在庫管理、梱包から発送などなど。
集客の施策ももちろんです。
慣れてくればどうってことはありませんが、最初のうちは全て一人で覚えなくてはなりませんので相応の労力がかかります。
代行してくれるサービスもありますが、ある程度売り上げが出て資金的にも余裕がないと頼むのは難しいでしょう。
在庫リスクがある
ネットショップは在庫がなくてもスタートできますが、通常はある程度在庫を用意するのが普通です。
受注してから商品を用意するとお届けまでに日数がかかりますので、サービスの面からいうとデメリットになるからです。
僕が今まで運営してきた経験から、ネット通販のお客様は注文から届くまでの日数を気にする場合が多いです。
つまり注文してすぐに欲しい!ってことです。
そこでしか買えない商品でしたら数日~1週間くらいなら待ってくれますが、競合がいる商品でしたら少なくても競合店と同じくらいの納期で対応することが求められます。
そのためには在庫を手元に置いておき、注文からスピーディーに発送する必要がでてきます。
もちろん売れなければ在庫は減りませんし、日持ちしない商品でしたら最悪ロスになるなんてことも。
まとめ
ネットショップを開業するメリット・デメリットについてご紹介しました。
いかがでしたでしょうか?
もしもあなたが「売りたい商品」がすでにあるのであれば、まずは開業してチャレンジしてみるのが良いと思います。
たとえ失敗しても金銭的なリスクが少ないからです。
オープンさせて実際に経験するだけでも、何もしないよりずっと前に進みます。
やってみることで何が必要なのか実感できるからです。そこが成功へのポイントとなります。
「売りたい商品」がまだ無いのであれば、今日ご紹介したことを踏まえて選んで下さい。
ネットショップが成功するかどうか、一番大切なのは「商材」です。
商材によって集客の仕方やお店の出し方など、適した方法が変わってくるからです。
そのあたりはまたの機会にご紹介しますね。
今日はこのへんで。
それではまた!