こんにちは、トーモです。
みなさん「複業」って言葉ご存知でしょうか?
副業になぞってつくられた言葉だと思いますが、パラレルワークともいわれます。
今までの働き方とは全く違う考え方で、
「複数の収入源を持ち、一つの仕事に依存しない働き方」
になります。
つまり、複数の仕事を同時におこなうというものですね。
副業とちょっと意味合いが変わってくるのは、副業というのはあくまで「本業」があって、その上で収入を補うために副業をおこないます。
普通、本業と副業は切り離して考えますのでその関係性は「足し算」になることが多いです。本業がメインで副業がサブみたいな。
それに対して「複業」はいくつかの仕事をおこなうわけですが、基本的にどれも本業という考え方です。
全部がメイン。
もちろん収益の柱となる仕事や収入に差がある仕事などが出てはきますが、仕事同士のつながりを作ることで「掛け算」の相乗効果を生むことができます。
複業という言葉自体はけっこう前から使われてますが、まだまだ社会に浸透しているとはいえません。
でも、将来必ずこの新しい働き方は拡がっていくと思います。
ここでは複業をおこなうことのメリットを4つご紹介したいと思います。
ではみていきましょう!
スポンサーリンク
目次
複業をおすすめする4つのメリット!
一つの仕事に依存しないのでリスクを分散できる
まずは何といってもこれです。
リスクの分散
これが一番のメリットといえるでしょう。
当然ですがひとつの仕事・ひとつの収入源だけに依存していると、もしもその仕事を失った時にゼロになっちゃいます。
会社が倒産するかもしれませんし、契約を打ち切られるかもしれません。
人間関係がうまくいかなくなるかもしれませんし、望まない異動を強いられるかもしれません。
でも複数の仕事をおこなっていれば、最悪ひとつが立ち行かなくなったとしても、残りの仕事で補って立ち上がる余力をもつことができます。
たとえば飛行機のエンジンが1個壊れても、残ったエンジンでなんとか飛び続けて事なきを得るような感じ。
株とかでも分散投資でリスクヘッジしたりします。
受験だって滑り止めを受けますし、就職活動だって第一希望じゃないところでも受けますよね?
でも仕事ってほとんどの人がひとつです。
自分の全てのパワーをひとつの場所に注ぎ込んでいる状態です。
これってけっこう危なくないですか?
本来なら一番リスクを分散させなきゃいけないものなんじゃないかなと。
危なさは分かっているけど仕事ってそういうもんだと思って働いている方も多いんじゃないかと思います。
終身雇用が当たり前だった時代からの流れがまだまだ続いていますからね。
ここへきて、終身雇用は崩れてきてしまったけれど働き方は従来のかたちが残っているという過渡期なんだと思います。
サラリーマンで複業するには、まず企業側が変わらなくちゃいけません。
企業側が複数の会社で働くことにOKしてくれないと、いくらこちら側がそうしたくても無理です。
なかにはサイボウズという企業のように複業採用をしているところもあります。
とはいえまだまだ全然。副業ですらやっとこさ認めてくれる企業が増え始めた段階。
将来的には必ず拡がってくる働き方だと思いますが、サラリーマンの立場からするとまだ時間がかかるでしょう。
でも個人なら複業は今でもすぐできます。
また、やろうと思えば副業を複業させることだってできます。
本業をやりながら複数の副業をもつってことです。
リスクを分散させることについて一度じっくりと考えてみるって大切です。
複業同士を「掛け算」することで新しい価値を生みやすい
複業というのはそれぞれの仕事を横同士リンクさせることによって「掛け算」になり、他には無い新しい価値を生むことができます。
仕事に限らなくてもいいです。趣味でもなんでも自分がもっている他の人にはないスキル。
どんな人にも「100人に1人」に当てはまる得意なことやスキルをいくつかもっています。
それらを掛け合わせることによって、グッと希少性を高めることができるんです。
例えば僕がもっているスキル・経験はこんな感じです。
- ネットショップ運営
- ホームページ制作
- SEO
- カメラマン
- Photoshopによる写真レタッチ
- illustratorでチラシ・広報誌作成
- フリーランス
このスキルを活かして、趣味であるフットサルを掛け合わせてチームのオリジナルHPを作成したりしました。
今書いているブログもそのひとつです。
ホームページ制作とSEOのスキルを活かしてワードプレスでブログを書き、Photoshopのスキルで「在宅で稼げるノウハウを紹介する」という価値を生み出しています。アクセスは少ないですが(笑)
もし僕がカメラマンしかやっていなければ、どちらもおこなうことができなかったでしょう。
ひとつだけだと世の中には同じような価値が溢れかえっていて差別化できません。
でも、複数の仕事やスキルを掛け合わせることで、希少性のある価値をつくりだすことができます。
複数の仕事をすることで自分のスキルが拡がる
ひとつの仕事だけしかやっていないと、身につくスキルって限られてきます。
普段やる必要のないスキルというのは、当たり前ですがいくら時間が経っても身につくことはありません。
複数の仕事をすることで、必要なスキル・やらなくてはならないことが増えて成長につながります。
もしあなたが仕事をしている中で、特に新しいスキルがなくても問題がないとしたら。
それって現状維持はできても何年経っても成長することは難しいのではないでしょうか。
もちろんしっかり仕事をして現状を維持するだけでも大変なことですし、大切なことです。
でも成長するって大きな喜びのひとつだと思うんです。
誰だって新しいことができるようになれば嬉しいし楽しい。
複数の仕事にチャレンジすればそういった経験ができて、それが良いスパイラルを生み出してくれます。
それぞれの分野を極めなくても強みになる
ひとつの分野を極めてプロレベルになるには「1万時間」必要だといわれます。いわゆる「1万時間の法則」ですね。
年数でいうとだいたい3年。毎日をガッツリ習得に捧げての期間です。
「それじゃあ複数の仕事スキルを身につけるのに何年かかるの?」って絶望感が漂っちゃいますが大丈夫。
決してそれぞれの分野を極める必要なんてありません。
なんだってゼロから始めた直後はグーンと成長します。やればやるだけ伸びるみたいな。
そしてある程度までスキルが上がったら、そこからは時間をかけてもほとんど成長しなくなります。
職人やプロのアスリートたちはそこからさらに上を目指して、あるいは限界を突破することに全てを捧げています。
そこまでしなくていいんです。
先ほども書きましたが、複数の仕事・スキルをリンクさせればそれは「掛け算」になります。
ひとつひとつのスキルが60%くらいだったとしても、掛け合わせれば大きくなるんです。
60%くらいだったら1年もあれば身につきます。場合によってはもっと少なくてすむかも。
重要なのは一つを極めるんじゃなくて、他にはない希少性をつくることです。
収入に関しても同じようなことがいえます。
たとえばブログ。
ブログで月100万円を稼げるようになるには2つの方法があるんです。
- 月100万円を稼ぐブログを1個つくる
- 月10万円を稼ぐブログを10個つくる
どちらも同じ月100万円を稼げることに変わりありません。
そしてどっちの方が実現性が高いか、やりやすいかといえば後者のほうです。
複業だって同じ考えです。
何かの仕事で月5万円を稼ぐというのは決して難しくはありません。
そういった仕事を5つもつことができれば月25万円になります。
あとはそこからさらに伸ばしていけばいいんです。
ぜひ一度こういった発想で考えてみてはいかがでしょうか?
まとめ
僕は今までにいくつかの仕事をやってきましたが、それらの仕事はお互いに関連性が高いものでした。
初めから複業を目指してやってきたわけではなかったので、必要なスキルを伸ばしていったらこうなった感じです。
でも、関連性のない仕事同士のほうが希少性って生みやすいと思います。
例えばある漁師さんはホームページがつくれたので、船上で揚げたばかりの鮮魚を自らネット販売して他にない価値をつくっています。
まずはいま自分がやっている仕事、もっているスキルを考えてみましょう。
そしてこんな別のスキルがあったらこんなことができるんじゃないか?ってことを探してみてください。
あとはそのスキルをそれなりにできるレベルまで習得するだけです。
もちろん今あるスキル同士で実現できるなら尚更OKです。
今日はこのへんで。
それではまた!