#15 色調補正のやり方【Photoshopの使い方 初心者編】

#15 色調補正のやり方【Photoshopの使い方 初心者編】

こんにちは、トーモです。

今回はPhotoshopの使い方【初心者編】第15回目です。

前回は色調補正の機能について使用頻度の高いものをご紹介しました。

詳しくは #14 色調補正について【Photoshopの使い方 初心者編】 をご覧ください。

今回は色調補正のやり方についてご紹介したいと思います。

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色調補正をおこなう2つの方法

色調補正をおこなうには次の2つ方法があります。

  • 調整レイヤーでおこなう
  • 色調補正コマンドでおこなう

調整レイヤーについては #13「レイヤーについて その4」【Photoshopの使い方 初心者編】 で詳しくご紹介していますのでご参考ください。

調整レイヤーから色調補正をおこなうには、「レイヤーパネル」下部にある色調補正のアイコンを押すとメニューが開きます。

色調補正のやり方 調整レイヤー

色調補正コマンドから色調補正をおこなうには、「メニューバー」から「イメージ」を選び、さらに「色調補正」を選びます。

色調補正コマンド

ここでちょっと気づいたかもしれませんが、どちらにもまったく同じ機能が備わっているのが分かります。

例えば前回とっても重要な機能だとご紹介した「トーンカーブ」や「レベル補正」、また「色相・彩度」など両方のメニューにありますよね?

これらはどちらも全く同じ機能です。

じゃあどっちの方法を用いても良いのかというと、実は両者には決定的に異なる点があります。

それは、

調整レイヤーを使用した色調補正は元画像自体には一切の変更を加えないのに対し、色調補正コマンドは元画像を直接編集するということです。

これは色調補正をおこなう上で最初に知っておくべき重要な注意点です。

つまり、

調整レイヤーの色調補正 → いつでも元に戻せる(やり直し・変更が可能)

色調補正コマンド → 元に戻せない(やり直しができない)

ということです。

両者の方法で色調補正をおこなった場合のレイヤーパネルの状態を見比べてみましょう。

【調整レイヤーを使った色調補正】

調整レイヤー 色調補正

↑レイヤーパネル上では「元画像」の上に「調整レイヤー」があります。つまり元画像を直接いじっているわけではないので、調整レイヤーを削除または非表示にすれば効果が消えて元画像に戻せます。

また、後から調整具合を変更した場合には、調整レイヤーをダブルクリックすればパネルが開いていつでも変更することができます。

【色調補正コマンドからおこなった場合】

色調補正コマンドから

どうでしょう?レイヤーパネル上には元画像のレイヤーしかありません。つまり元画像に直接手を加えることで補正しているんですね。

この方法ですと明るくし過ぎた場合や色味を変更したい場合などに、元画像に戻すことができなくなってしまいます。

実は僕はPhotoshopを始めた頃、調整レイヤーの存在を知らずに色調補正はすべて色調補正コマンドからおこなっていたんですよね。

今思うとあり得ないことなんですがw

ということで、色調補正をおこなう場合は必ず調整レイヤーを使うようにしましょう。

作業を進めていくなかで、色調補正の微調整はよくやります。調整レイヤーならいつでも変更可能です。

ただ、少しやっかいなのが色調補正コマンドにしか備わっていない機能が一部あるんです。

色調補正コマンドからおこなう場合の注意点

僕が普段よく使うものですと「シャドウ・ハイライト」や「色の置き換え」などの機能は調整レイヤーには備わっていません。

そのため、やり直しの効かない色調補正コマンドからおこなう必要があります。

そんな時には必ず元画像を別に残しておくようにしましょう。

色調補正をかけたいレイヤー(画像など)をコピーします。コピーしたほうのレイヤーに色調補正をおこなうことで元画像は残りますので何かあっても戻ることができます。

元画像をコピーしておく

調整レイヤーのようにいつでも変更することはできませんが、元画像を残しておけばやり直しは可能です。万一のためのバックアップというわけですね。

一番怖いのは元画像を直接編集して保存してしまうことで、二度と元に戻れなくなってしまうことです。

夢中に作業をしていると「ついうっかり」という感じでやってしまう場合が(>_<)

これは色調補正に限らずですが、Photoshopで作業する上で元に戻れるように作業を進めるのはとっても重要なポイントです。

まとめ

色調補正の2つのやり方をご紹介しました。

基本的にはいつでもやり直しができる「調整レイヤー」を使っておこなうようにするのが大切です。

ほとんどの色調補正は調整レイヤーで十分対応できるでしょう。

調整レイヤーには無い機能を使いたい場合には、必ず元画像をコピーしてバックアップをとっておけば安心です。

ただしレイヤーの複製を多くするとデータが重くなりますので注意が必要です。

次回はトーンカーブについての使い方について詳しくご紹介していきますね。

今日はこのへんで。

それではまた!

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