ここ最近ブログがオワコンという話題がツイッターなどで盛んにつぶやかれています。
オワコンとは「終わったコンテンツ」という意味で、つまりはブログはもう終わりということ。
ブログがオワコンと言われるのは今に始まったことではなくて、
mixi、Facebook、インスタグラム、ラインなどの新たなプラットフォームが出現するたびにささやかれてきました。
今またこの論調が出てきているのは、プロブロガーの第一人者であるイケハヤさんがツイッターでつぶやいたことが大きいです。
ブログでも書きました。もう終わりつつあるんですよねぇ。 / プロブロガーだけど、ブログはオワコンだと思ってるよ。その理由を解説! : まだ東京で消耗してるの? https://t.co/nP1xgsKIvH
— イケハヤ@ブログ年商1.5億円 (@IHayato) 2018年11月6日
これからブログで頑張って収益を上げたいと考えている方にとっては抜き差しならぬ指摘ではないでしょうか。
要はテキスト(文章)を読む人が減って動画コンテンツに流れていくということなんですが、果たして今度こそブログは終わってしまうのでしょうか!?
結論からいうと、僕はブログは残ると考えています。
ただ、ブログで収益を上げたいと考えているなら今まで通りのやり方、つまりアフィリエイト中心だと生き残れないかもしれません。
今回はブログがオワコンではない理由と、これから生き残るために必要なことについて書いてみたいと思います。
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目次
ブログがオワコンではない理由はテキスト(文章)の需要は無くならないから
僕が考えるブログがオワコンではない理由はおもに次の3つです。
1、テキスト(文章)の需要は無くならないから
2、Webページでつくられている
3、Googleなどの検索結果で大きな部分を占める
この3つはYouTubeやインスタグラムなどと大きく異なる点でして、これがブログが今後も残り続ける大きなポイントとなります。
ブログがYouTubeなどの動画コンテンツに駆逐されるのか?というのが今回のメインテーマなので動画と比べてみていきます。
テキスト(文章)の需要は無くならない
ここはあえて言いますが、テキスト(文章)の需要が無くなることはありません。
これを理由に挙げることを安易と感じる方もいるかもしれませんが、でも事実です。
ブログは基本的に大部分を文章が占めています。
もちろん記事内に画像や動画が貼りつけてあることもありますが、それらは情報を補足することが多くメインは文章で伝えること。
もしブログが無くなってしまうとしたら、人々が文章を読むという習慣が全く無くなってしまうことを意味します。
文章の無い世界って想像できますか?
子供の頃から何かを教わる際には今でも教科書など文章から学ぶことがメインです。
もし教育においても文章が無くなり全て動画コンテンツで学ぶ時代がくればあるいは文章の需要は無くなるかもしれません。
また「文字を読む文化」と「動画を観る文化」はこれまでも共存してきました。
ここ何十年かで映画やTVが発展してきましたが、小説などが無くなることはありませんでしたよね?
それは文字を読むという文化には独自の強みがあるからです。
ブログでいえば次の2つが大きいです。
■サッと読み流して自分に必要な情報だけ取ることができる
■読むことは場所を選ばずできる
動画の場合、たとえ数分の短い動画でも全て観てみないと情報が把握できません。見終わった後に「これじゃない」感を味わうことも多々。
また音声で聞くということも必要なので観る場所を選びます。
もしも必要な情報が動画でしか得られなくなったとしたら、逆にものすごい不便に感じませんか?
文章コンテンツは独自の便利さがあるので動画と共存していけます。
ブログはWebページでつくられている
ブログというのは1つ1つのWebページの集合体です。
Webページはインターネットの世界においてメインとなる部分です。
インターネットの世界ができてから現在まで膨大な数のWebページがつくられてきました。
たとえばネット通販で利用する楽天やアマゾンもWebページが集まってできています。
企業サイトなどもそうですよね。
ブログもそういったWebページの一つなんです。
ブログはGoogleなどの検索結果で大きな部分を占める。
Googleなどで検索した場合、様々なWebページが検索結果に挙がってきます。
その中でブログは大きな部分を占めています。
実際あなたが検索した時に誰かが書いたブログにたどり着くことも多いでしょう。
ブログは書いた人の積み上げた資産ではありますが、検索サービスを提供しているGoogleの資産でもあるんです。
これ重要です。
Googleの検索は常に「検索した人が解決できるサイトを表示させる」ことを最大の目的にアップデートされています。
もちろん完璧じゃないので意図しないサイトも出てきたりしますが。
逆にいうとGoogleが検索サービスを成り立たせるためにはブログという存在が欠かせないんです。
現に何かを検索したときに、YouTubeなどの関連動画も一部検索に表示されますが大部分はWebページが出てきます。
まだまだ文章で構成されたWebページが主流ということです。
この検索結果がほとんど動画関連が表示されて、ごく一部にWebページが出てくるという逆転現象にならない限りブログは終わらないと思います。
それはつまりGoogleがWebページを捨てることを意味します。
でも検索結果に動画しか出てこなかったらこれもやっぱり不便じゃないですか?
ちなみに「今の若い子はツイッターやインスタグラムで検索する」という意見もあります。
これは事実だと思いますし、そういった流れになっていくのかもしれません。
でも、今の30代~40代の人たちはYahoo!やGoogleなどの「web検索」で育ってきた世代です。みんながみんなSNS検索に流れていくとは思えません。
以上が僕が考えるブログが終わらないという大きな理由です。
じゃあブログの収益化はこれからも安泰なのかというと、実はそうではないかなと感じています。
ブログの収益化=アフィリエイトと考えていると将来的に危ない

ブログで収益を得たいと考えた場合、思いつく方法はなんでしょうか?
たぶん多くの人がアフィリエイトを思い浮かべるとおもいます。
アフィリエイトとはブログ記事に掲載した広告がクリックされたり、リンク先で購入された場合に収益が得られる仕組みのことです。
今回の「ブログはオワコン」という論調は、「ブログアフィリエイト=オワコン」という意味合いが強いんだと思います。
これについて僕の考えをいうと、
今すぐ終わることはないけれど、将来的には縮小していく可能性がある
という感じです。
「動画がくる」に対して、「テキストは残る」ってフツーに回答になってないな。実際、成果報酬型広告への予算は1年で10%近く減ってる一方、動画広告は40%以上成長する見込み。電通しらべ▼https://t.co/jYtRzAR7qi https://t.co/pFsi0R5Im2
— やまもとりゅうけん|人生逃切エンジニア (@ryukke) 2018年11月7日
やまもとりゅうけんさんのツイートです。電通によるとアフィリエイトの予算は1年で10%近く減ってる一方、動画広告は40%以上成長する見込み。
これから動画は間違いなくきます。将来的に回線が5Gになればなおさらです。
インターネット関連広告費は右肩上がりですが、内訳として動画広告に流れていくのは必至なのでその分アフィリエイトは厳しくなることが予想されます。
また、昨今の副業ブームによりブログアフィリエイトを志す人も増えています。
少ないパイを奪い合う状況になる可能性は十分考えられます。
そもそも問題なのが、
ブログ収益化=アフィリエイトと考えていることです。
ブログは人を集める、すなわち「集客」のツールであって収益化する方法はアフィリエイトだけではありません。
そこで重要になってくるのが「自分の商品をもつ」ということ。
アフィリエイトだけに依存するのではなく、自分で売れる商品をもっていればブログで集客して収益をあげることが可能です。
そしてこれから先もの凄く重要になってきます。間違いなく。
僕は15年ほどネットショップを運営していまして、このブログの他にネットショップの商材に特化したブログを書いています。
月間PVは25,000くらいですがブログを始めてない頃と比べ売上が2倍近くにアップしました。
ブログがオワコンという情報をみてやらないのがオワコン
これからブログで収益をあげたいと考えている人が、ブロガーの先人たちが「ブログはオワコン」と言っているのを見て躊躇しちゃうかもしれません。
でも、そういった意見をみて「やっぱりやめた」となってしまうのが本当の意味でオワコンです。
自分がやりたいと思ったのならやったほうがいいですし、やるべきです。
将来なくなるかもしれないなんて不確実な情報に左右されてやりたいことをやらないのはもったいない。
逆になくなるどころか再度ブログブームがくるかもしれませんよ?その時に後悔しても遅いです。
ちなみに今回のブログはオワコン論に火をつけたイケハヤさんはその後こんなツイートをされています。
こんな弾も仕込んでます。どうなるかな〜。 / ブログはオワコンといいつつ、11月は新ブログ立ち上げます! : まだ東京で消耗してるの? https://t.co/jqfc9vVoZA
— イケハヤ@ブログ年商1.5億円 (@IHayato) 2018年11月8日
おい!!(笑)
少なくともイケハヤさんがブログを更新し続けているうちはブログが終わらないのは確かですね(笑)
ブログで収益化を考えている方はこちらの記事もぜひ参考にしてみて下さい。
まとめ
昨今のブログはオワコン論争について僕なりの考えを書いてみました。
もちろんこの考えが絶対に正しいというわけじゃありません。
未来のことは誰にも分かりませんので。
一番ベストなのはブログもYouTubeもどちらもやることでしょう。
でも専業でもない限り時間的にも難しいですし、どっちつかずになっても意味ありません。
将来的にどちらが伸びるか考えるのも大事ですが、自分に合ったやり方でトライすることも重要。
喋るのが苦手な人が動画やってもツライですし、逆もまたしかり。
ひとつ言えることは、
何をやるにしてもリスク分散を常に考えてひとつに依存し過ぎないようにやれば生き残れる可能性が高くなります。
今日はこのへんで。
それではまた!