フリーランスで仕事を始めると必ずぶつかる壁があります。
そう、孤独との戦いです。
会社員を経験した方ならいっそう感じるはずです。
「いや自分は一人が好きだから大丈夫」
もしあなたがこれからフリーランスとして働こうとしているなら、こう考えているかもしれません。
僕も組織で働くことに合わず、結果一人で仕事をする道を15年ほど続けていますが当初そのように考えていました。
でも、実際何年もやってみるとけっこう「孤独」って大変なんだと気づいたわけです。
今回はフリーランスの孤独対策についてと、注意すべき点などを僕の経験から紹介したいと思います。
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目次
そもそもフリーランスの孤独は何が問題になるのか?
僕が15年ほど一人で仕事をしてきた中で、孤独によって生じるなと感じた問題は次の3つです。
1、とにかく寂しい
2、やる気が出ない、だらけてしまう
3、スキルの上達が滞ってしまう
1つ目は「とにかく寂しい」ということ。
今では結婚して妻がいるので、妻が仕事から帰ってくれば話し相手になってくれます。
でも独身の頃は本当に人と話す機会が減りましたので、数日間誰とも話さないなんて時もけっこうありました。
僕は独り言をいっさい言わない性質なので、そんな時は自分の声すら数日聞かないというようなヤバイ感じでしたね(笑)
2つ目は「やる気がでない、だらけてしまう」という問題。
これけっこうフリーランスの人みんな抱えている問題かなと。会社なら人の目があるので大丈夫ですが。
人間って基本怠惰な生き物なんです。楽なほう、楽なほうに流されて当たり前。
納期が迫っていてもなんだかやる気が出なかったり、ついついYouTubeやネットサーフィンなどダラダラやってしまったり。
夏休みの宿題を7月に終わらせたり、中間テストが終わったらすぐ次の期末テストにむけて勉強できるような猛者なら大丈夫ですが、ほとんどの人は違いますよね。
3つ目は「スキルの上達が滞ってしまう」という問題。
結局一人で仕事をするということは、自らスキルを上達させる情報収集と時間を確保しないと向上しません。
とかく陥りがちなのが「今のスキルで対応できる仕事だけこなし続ける」ということ。
これってけっこう危なくて、時代に合わせて自分のスキルを上達させていかないとフリーランスで生きていくことは不可能です。
フリーランスの孤独対策は「他人と仕事する」か「一人を受け入れる」しかない。
結局のところ、フリーランスの孤独対策としては次の3つしかないのかなと。
1、他人と仕事をする
2、人がいる環境で仕事する
3、一人を受け入れる
まず他人と仕事をする方法としては、常駐型フリーランスになるというものがあります。
これはフリーランスとして仕事を請け負いつつも、クライアントの企業へ出向いてそこで作業するというかたちです。
常駐型フリーランスの募集を探せばけっこう見つかったりします。
実際僕も過去にある企業に常駐して仕事をしていたことがありました。
デスクも用意してもらって出社していたので一見するとその会社の社員とほとんど変わりません。
また、アルバイトとして勤務するという方法もあります。
Photoshopでのデザインだったり、プログラミングだったりしても人が足りていない企業が多いので、普通にネットやフリーペーパーなどの求人情報で見つかる場合も多いです。
2つ目の対策は「人がいる環境で仕事する」ということ。
コワーキングスペースやカフェなどで仕事するということですね。
コワーキングスペースは同じように一人で仕事をしている人がたくさんいますし、場所によってはイベントや交流会などでフリーランス同士の繋がりがもてることもあります。
カフェなどは周りに多少のざわつきがあったほうが集中できる人には良いかなと。
毎日は金銭的にも難しいと思うので、時々気分を変えたいときなどにおすすめです。
「カフェで仕事できるって贅沢」なんて感じたりもできますし(笑)
3つ目の対策は「一人を受け入れる」ということ。
結局のところこれが一番大切なんじゃないかと感じています。
特に僕のように組織で働くことが合わずにフリーランスを選んだって人は、孤独に悩むこと自体が贅沢じゃないですか。
組織で働いていた時の理不尽さや自分を押し殺してた感情などを思い出してください。
そういったしがらみを断ち切って仕事ができる今を幸せに感じるべきであって、むしろ孤独を心地良く思えるように受け入れた方が早いです。
とはいえ僕がこう思えるようになるまでに何年もかかりましたので、少しずつでいいと思います。
ちなみに僕の孤独解消法としてはラジオを聴きながら仕事をしています。
これけっこうおすすめです。こちらの記事で詳しく紹介しています。
フリーランスはそもそも孤独と戦わずに勝てる人が向いている

一人で仕事をしていると必ず孤独の壁に悩む日がきます。
でも、結局のところ孤独に打ち勝つよりも、孤独と戦わない人がフリーランスには向いているんです。
孤独の幸せを感じられるような人。
誰にも邪魔されず作業に没頭できる環境。
すべてを自分で判断して決められる環境。
好きな時に仕事ができる環境。
これって会社で働いているとまずあり得ませんよね?
僕は会社で仕事をしていた時、電話や会話で集中していた作業が途切れてしまうことが何よりのストレスでした。
そういう経験をしたうえで、今の一人での仕事に心から幸せを感じています。
僕が尊敬している人で、マナブさんというブロガーがいます。
ちょいちょいこのブログでも紹介してる方。
ブログ月商500万に向けて、今夜もせっせと勉強中です😌
それにしても、1日の99%をPCの前で過ごしているのに、なぜか時間が足りない。食事中もずっとディスプレイ見ており、筋トレ中だけ現実世界に目を向けます。控えめにいって時間が足りなすぎけど、諦めつつ引きこもる— マナブ@バンコク (@manabubannai) 2018年11月3日
ブロガーとしてものすごい実績を出しているけれど、毎日圧倒的に「孤独な作業」を続けています。
孤独を解消するためにやってはいけないこと
最後に孤独を解消するためにやってはいけない注意点を。
1、SNSにハマる
ツイッターやインスタグラムなどのSNSにハマり過ぎるのは要注意です。
「ツイ廃」とかいう言葉もありますよね。
自分と同じ環境・興味のある人と繋がりやすいですが、実際やってみるとハマりやすいので注意しましょう。
情報収集には欠かせないのでやらない手はないですが、インしている時間が長すぎると意味ありません。
2、友人と一緒に仕事を始める
一人だと寂しいので友人を誘って仕事を始めるのはやめたほうがいいです。
確かに一人より心強いし楽しいかもしれません。
でもまず上手くはいかないでしょう。
というのも、
乗っている船が違う人と一緒に仕事をしても失敗しやすいから。
行き先も違う。速度も違う。船の大きさも違う。
そんな状況で何年も足並み揃えて進むのって至難の業です。
最初は意気投合して「やろうぜ!」ってなるため、陥りやすいので注意です。
『一蓮托生で沈むも一緒』くらいな覚悟でしたら大丈夫かもしれませんが。
まとめ
フリーランスの孤独対策について僕の経験から感じたことを書いてみました。
結局のところ一人での作業量が成功への鍵なので、孤独はむしろチャンスだと捉えたほうがいいです。
とはいえ「絶対に一人で作業しよう」ということではありません。
自分一人ではできない仕事をするため、自分のスキルを向上させる目的なら、積極的に他のフリーランスの方と交流すべきです。
ただし、「孤独を解消する」のが目的であればそれは違うのかなと。
自分を高めるための交流ならありですが、そうでないなら孤独を受け入れて作業に没頭したほうがいいと思います。
でも孤独ってツライときあるんですよね~(汗)
がんばりましょー!
今日はこのへんで。
それではまた!