最近ブログやツイッターなどで話題になりがちなのが、
「雇われて稼ぐ」のと「雇われずに稼ぐ」のとではどちらが良いのかどうか。
双方の立場で成功した人たちが繰り広げる熱いトークにより、けっこう炎上しやすい話題でもあります。
ちなみに僕はただいま40歳なのですが、20代前半に2年ほど正社員経験の後、15年ほど個人で稼ぐ道を選んでおります。
個人で稼いでる期間も、あれこれ4年くらい業務委託やアルバイトとして本業と掛け持ちで働いたりしてましたので、
ざっくりいえば、
「雇われて稼ぐ」経験・・6年
「雇われずに稼ぐ」経験・・15年
といった感じです。
両方経験してきたなかで感じたのは、メリット・デメリット含め比べてみるとかなり異なる部分があるということ。
この記事では僕が感じたそれぞれの異なる点についてピックアップしてみたいと思います。
特に読んで欲しい人というのが、
会社を辞めてフリーで仕事していきたいと考えている人です。
さらに言えば、会社を辞める理由がステップアップというよりは、「辛い」・「向かない」というネガティブ寄りな理由が大きい人。
そんなあなたを想定してこの記事は書いています。
いきなり結論から言うと、
「仕事は辞めずに副業として始めた方がいい」
というのが僕の考えなんですが、その結論に至るまでの過程も含め参考にして頂けると思いますので是非読んでみてください。
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目次
「雇われて稼ぐ」と「雇われずに稼ぐ」をどちらも経験した身から比べてみた

比べてみるとこんな感じかなと。
早速ですが「雇われて稼ぐ」と「雇われず稼ぐ」、どんな違いがあるのか比べてみました。
[雇われて稼ぐ] VS [雇われず稼ぐ]
組織の中で働く。 VS 個人で働く。
時間の融通が効きづらい。 VS 時間の融通が効く。
嫌な上司や同僚がいたら基本耐える。 VS 嫌な相手とは取引しない選択もできる。
給料は固定(昇給は職場による) VS 仕事が無いと給料ゼロ。稼げれば青天井。
出社すれば給料もらえる。 VS 時間かけても成果ゼロなんてことも。
安定性がある。 VS 安定性がない。
社会保険や福利厚生が備わってる。 VS 社会保険は限られしかも全額負担。
転勤・異動の可能性あり。 VS 働く場所は自分で決められる。
お金の管理をしてもらえる。 VS お金の管理は自分でする(確定申告など)。
休んでも周りがフォローしてくれる。 VS 休んだら仕事が全く進まない。
社会的信用が高い VS 社会的信用が低い
こんな感じでしょうか。
あくまで僕が経験したうえでの主観なので参考としてお考えください。また、それぞれ環境によって当てはまらない場合もあるかと思います。
比べてみた要点をまとめるとこんな感じ。
バラバラと挙げていったので要点をまとめるとこんな感じでしょうか。
[雇われて稼ぐ]
メリット・・安定している。社会保障が厚い。色々守られている。出社すれば給料がもらえる。
デメリット・・時間に縛られる。収入が伸びにくい。人間関係が大変。
[雇われず稼ぐ]
メリット・・働き方が自由。収入に上限がない。人間関係のストレスが少ない。
デメリット・・安定していない。社会保障が手薄。成果と時間が比例しない。
どうでしょうか?
それぞれメリット・デメリットが表裏一体のような感じですよね。
永遠のテーマ!?「雇われて稼ぐ」と「雇われず稼ぐ」はどちらが良いのか。

双方のメリット・デメリットをみて、いったいどちらがおすすめでしょうか?
結局のところその人次第。一概にいえるわけない。
結論からいえば、まあそうなんですよね。
当たり前といえば当たり前ですが、
結局のところはその人次第
なんですよね。
ちなみに僕は現在「雇われず稼ぐ」のほうに立っているんですが、その理由はシンプルです。
組織で働くというのがまったく性に合わず、自然とその道を選んでいったわけです。
でも逆に組織の中で生き生き働けるタイプの人もいるわけで、これはホント人によりけり。
「雇われず稼ぐ」って孤独な作業との戦いでもありますからね。
逆にそんな環境は耐えられないって人だっているでしょう。
なのでどちらが良いかなんて永遠に答えなんか出ないわけです。はい。
合わない場所に居続けるだけが選択肢じゃない。
ここで今回の記事のターゲットである会社を辞めたい理由が「辛い」・「向かない」というネガティブ寄りな人にお伝えしたいことが。
もしあなたがどうしても『会社勤めが合わない』というのであれば、そこから逃げて自分で稼ぐ道を模索しても良いと思うんです。
僕がこの道を選んだ本質もそこでしたから。
僕の場合は人間関係を上手くこなすことにほとんどのエネルギーを使ってしまう性格だったので、残ったエネルギーをかき集めて仕事してたんですよね。
そんな状態じゃ何十年も続くわけないじゃないですか。
100メートルダッシュを数十本やってから試合に臨むようなもの。
ヘトヘトですよ。
でも、そういうタイプって一人でコツコツやる環境なら人一倍のエネルギーを注げたりします。
メリット・デメリットは表裏一体です。
もし会社を辞めて自分で稼ぎたいというのであれば、おすすめの方法があります。
それが冒頭に書いた結論、
「仕事は辞めずに副業として始めた方がいい」
に繋がります。
「ん?」
「会社辞めても良いって言って、仕事は辞めずにってどういうこと?」
って思うでしょうから、次にそこを詳しく。
働き方だって「ハイブリッド」で良いじゃないか。
どういうことかというと、
辛すぎる会社は辞めて、他に派遣でもアルバイトでもいいので仕事しながら副業として自分で稼ぐ道を切り開くんです。
ハイブリッドみたいなものですね。
ガソリン車と電気自動車の良いとこを合わせる感じです。
15年ほど自分で仕事をしてきた経験からいうと、
いきなり生活できるくらい稼げるほど甘くはないです。
なので、生活できるくらいの金額は派遣やアルバイト(もちろん正社員でもいいですし)で確保して、それ以外の時間で副業に取り組みましょう。
その時の仕事選びとしてポイントは次の2つです。両方を備えてる仕事はまず無いので、どちらかに絞りましょう。
1、エネルギーと時間をあまり使わなくてもいい緩い仕事を選ぶ
または、
2、自分のやりたいビジネスに関係する仕事を選ぶ
1番目は、仕事への負担を少なくして自分のビジネスへたくさんのエネルギーを注げるようにします。
エネルギーがたくさん残るメリットを活かして、勉強・行動に全力で取り組みます。
2番目は、自分のやりたいビジネスに関係する仕事を選ぶことで、お金とスキルアップを両方得るということです。まさに一石二鳥。
僕は自分のビジネスとしてネットショップを運営しながら、ホームページ制作を請け負ったりしてるんですが、自分のビジネスが停滞したときなど外で働いたりもしました。
その時は、ホームページ制作やPhotoshopの画像加工のアルバイトなどしましたね。
自分のビジネスの休日が水曜・木曜だったので、その日に外で働いてました。
「休みないじゃん!」
って感じですが、スキルアップできて給料ももらえたんで有難かったです。
まあ自分のビジネスは時間の融通が効くんで、ほどほどにリフレッシュもできてましたし。
「雇われず稼ぐ」は最初の頃はホントに時間をかけても収入にならない場合が多い。
最後にこの記事で一番お伝えしたい大切なことを。
「雇われず稼ぐ」、つまり自分の力でビジネスを始めると最初の頃はホントに時間をかけても収入になりません。
複業研究家の西村創一朗さんが分かりやすいツイートをされていました。
「複業の損益分岐点」の話。
「時給1000円で早朝深夜バイト」は論外なのだけど、複業フリーランスとして仕事をスタートする場合、実績がないとほとんどアマチュアからスタートすることになる。
最初は報酬ゼロはザラだし時給換算したら数十円〜数百円になることだってある。
それでも複業やりたい? pic.twitter.com/iVZ66qKTTW
— 西村創一朗@ピープルカタリスト (@souta6954) 2018年9月21日
これは本当にその通りで、ブログでもクラウドソーシングでも何でもそうですが、最初は時給換算なんて怖くてできません(笑)
時給数十円なんて会社だったら社長捕まるレベルですよ。
でも自分で稼ぐ場合には全然あり得ます。
あなたはそんな道へ進もうとしてるんです。
だからこそ、先ほど書いたハイブリッドな働き方をおすすめするわけです。
それに全部の時間を自分のビジネスに費やせる環境があっても、全部の時間を注げる人は稀です。
人間は怠け者なんです。僕もそうです。
→副業として自分のビジネスを育てれば時間もかけられるしリスクも少ない。
目が出たタイミングでそれを専業にすればOK
まとめ
「雇われて稼ぐ」のと「雇われずに稼ぐ」の違いを挙げて、どちらが良いのか紹介しました。
結論としては、
人それぞれなので決められない
という至極当たり前のことです。
それでもけっこう論争のタネになるのでそこは面白いところですよね。
別にどちらの優劣を決めなくても、両方の良いとこ取りをして「ハイブリッド」な働き方でもいいじゃないですか。
特にこれからの時代はどんどん自由な働き方をする人が増えてますし、農家や漁師さんなんて昔からそうだって人も多いです。
会社がどうしても合わないという人なら、それを無理に何十年も続けるよりは、自分に合った働き方を見つけるほうが自然だと思います。
でも、「雇われず稼ぐ」道は想像以上に険しいですので、そこは準備万端いきましょう。
こちらの記事もご参考ください。
今日はこのへんで。
それではまた!